東ティモールのサッカー事情

Twitter Facebook はてなブックマーク メール

東ティモールでも絶大な人気があるスポーツは、サッカーだ。夕方になると、大人も子どもも浜辺や空き地でサッカーをしている。2018年は国際サッカー連盟(FIFA)によるワールドカップが開催され、首都ディリでも、プロジェクターを使った大画面の生中継に、人々は自国を応援しているかのように盛り上がっていた。

FIFAによる東ティモールの世界ランキングは、加盟国206カ国中190位(2018年6月時点)である。そんなこの国にも、東ティモールサッカー連盟が運営するプロの国内リーグ戦とカップ戦がある。リーグ戦は、2月~8月に1部と2部に分かれて行われ、1部が8チームのホーム&アウェー方式、2部が12チームの総当たり方式で順位を決定。カップ戦は、10、11月に1、2部の全20チームがトーナメント方式で対戦しチャンピオンを決める。

私は、普段は現地の高等学校で体育教師として活動をしているが、空き時間を利用して、FC Nagardjo(ナガルジョ)という2部のチームに選手として所属しプレーしている。練習場は、普通のサッカーコートの半分ほどの大きさで、いつもウシやヤギ、シカが草を食べており、練習中、彼らのふんを踏むことも日常茶飯事だ。それに、近所に住んでいる人たちが、チームのボールを勝手に取って練習場で遊びだす。練習の迷惑になる場合は注意するが、それ以外はそのままにしている。ある日、一人の選手が人や動物を指さして、「今日もサポーターがいっぱいいるなー」と言った時は、ティモール人の寛大な性格を尊敬した。

東ティモールには、身体能力が高い選手がたくさんいる。それに、国民のサッカーに対する関心も高く、とても伸び代がある国だ。外国人監督や外国人選手も徐々に東ティモールに入ってきており、彼らのアイデンティティが浸透しつつある。そのかいあって、試合や練習の質が上がり、ティモール人選手の技術や戦術は確実に向上してきた。

将来的に、ワールドカップ最終予選で日本対東ティモールの試合が実現することも夢ではない。任期を終えて帰国しても、日本から東ティモールのサッカーを応援し続けたい。



(関連リンク)

各国における取り組み 東ティモール

【写真】

サッカーの試合開始前

【写真】

FC Nagardjoの外国人選手と筆者(中央)

【写真】

試合後(東ティモールでの私のラストマッチ)


【写真】

コーナーキックの競り合い

【写真】

チームメイトとサポーター

Twitter Facebook はてなブックマーク メール