任地アイレウでの生活

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私の任地は、首都から車で約2時間の標高約1100メートルのアイレウという町です。おいしいレストランもおしゃれなバーもなければ、タクシーもバスもなく、スーパーマーケットもない。目に入るのは、山に囲まれたのどかな田園風景と、たくさんのウシにブタ、ウマ、ニワトリ、元気な子どもたちです。

停電が頻繁に起きるので、ロウソクは必須。懐中電灯は、大家さんおすすめの充電式が大活躍。JICAとの連絡用の携帯電話は、シンプルな通話とSMSができるだけのもので、電池の消費を抑えて停電時も使えるようにしています。停電になっても、現地の人たちはあわてる様子もなく、ろうそくを出して料理や食事など、それまで通りに着々と仕事をこなしていきます。しかし、スマートフォンでチャットやフェイスブックを使い続けるため、一晩停電すると翌日は同僚に電話をしてもつながりません。

停電になると水をくみ上げる機械も止まってしまうので、断水に。私の住むゲストハウスの機械が壊れてしまい、3カ月間断水したことがあります。お隣さんからホースでバケツに水を分けてもらっていましたが、停電で何度も断水。トイレ用の水もギリギリというところで、「裏に井戸があるよ」と言われました。手動で水をくみ上げるタイプの井戸でしたが、電気を使わないので、電気代も必要ないし、停電も関係ありません。この時、機械に頼って楽をするより、シンプルが一番と感じました。

ゲストハウスでは、大家さんの親戚の女性が住み込みで働いているため、ホームステイのような部分もあり、帰りが遅いと「どこに行ってたの?」「誰の家?」と家族のように聞かれます。

赴任当初は、町を歩くと子どもたちに「チナ」「チナ」(中国人)と声を掛けられたので、地道にアピールし、「チナ」から「ジャパン」へ、そして「マナミラ(ティモールでのニックネーム)」と、今では名前を呼んでもらえるようになりました。

平日の夕方に近所でバスケットボールをしようと思ったら、小さい子どもたちが集まってきて、バスケットボールというよりボール遊びになります。日曜日は、川で水遊び、田んぼで田植えや稲刈りの手伝い、近くの丘へハイキングなどをして過ごしています。帰国後はこんな生活が恋しくなるのだろうと思います。



(関連リンク)

各国における取り組み 東ティモール

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裏山まで散歩

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田植えの手伝い。稲刈りも手伝い、お米もおいしく頂きました

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のどかなアイレウの田園を背景に。通勤の行き帰りに通ります


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海のないアイレウ。子どもたちはせっけんを持って川で水浴び

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お世話になった井戸。魚もいるけれど、深いところなら水はきれい

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時々水がとても汚いことがあるが、出ないよりはよっぽどいい


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