「キヒネッタ?」「ランガル」−モルディブ流のあいさつ交わすつながりを大切に−

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私は青年海外協力隊としてモルディブに派遣されています。職種は日本語教育、配属先は、職業訓練学校や短期大学だったものを統合し、2001年に初の国立大学として開学した、首都のマレにある大学です。

今日はモルディブ、そして私の任地マレについて紹介したいと思います。

まず、みなさんはモルディブがどこにあるかご存知でしょうか?

日本では、モルディブといえば「ハネムーンに訪れる場所」として知られているので、海のきれいな大洋州や、はたまた南米を想像する方が多いかもしれません。しかし、実は南アジアの国のひとつで、インド、スリランカの南に位置しています。日本からは飛行機で約12時間、時差は日本のマイナス4時間です。

モルディブは約1,200の島々から構成されていますが、どの島もとても小さいため、空港の島、ゴミの島、リゾートの島など、ひとつの島がひとつの役割を持っています。現在のところ、リゾート島は約110、住民がいる島は約200あるそうです。島と島の移動は船か飛行機です。飛行機の方が圧倒的に移動時間は短いのですが、料金は船の方が安いので、船で移動する人も少なくありません。3~4時間の移動は短い方で、中にはほぼ1日かけて船で行く島もあります。モルディブ人が船酔いに強いかというとそうでもなく、弱い人も多いそうです。

さて、次に私の任地であるマレについて紹介します。

マレはモルディブのほぼ中心に位置しており、周囲5キロほどのとても小さい島です(ぜひ想像しながら読んでくださいね!)。島の中央には東西をマジディーマグ(「マグ」は「道」という意味です)と呼ばれるメイン通りが走っているのですが、通りの端から端まで歩いても1時間もかかりません。島は本当に狭いですが、その小さい島に10万人を超す人が住んでいます。この数は、モルディブ総人口約40万人の4分の1に当たり、マレは「世界一人口密度が高い都市」だと言われています。島には所狭しとビルや住宅が立ち並び、外から見ると海にビル群が浮かんでいるようです。

タイトルにある「キヒネッタ?」というのは、モルディブの公用語ディベヒ語で「お元気ですか?」という意味です。英語で言う「How are you?」「Fine!」と同じ意味合いで、「キヒネッタ?」と聞かれたら「ランガル」と答えます。同僚に教えてもらったところによると、調子が良くても悪くても「ランガル」と言うのがモルディブ流の挨拶だそうです。

私の住むマレは、道端で知り合いに会うことはあまりありません。しかし、ふいに知人に「キヒネッタ?」と声をかけてもらえるととてもうれしくなります。モルディブに住んで約1年、今では反射的に「ランガル」と反応できるようになりました。この挨拶を交わせる人が増えていくと自分が段々とモルディブになじんできている気がするので、今年はよりたくさんの人と「キヒネッタ?」「ランガル」のやり取りができるよう、過ごしていけたらいいなと思います。

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マレの海水浴場

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道の名前が書いてあります

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狭い道にバイクがぎっしり!


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国内移動用のプロペラ飛行機

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「真珠の首飾り」と形容される美しい島々

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