まずはマンパワーから、そして信頼関係を築くこと

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モンゴルの首都ウランバートルから約370キロ、車でおよそ6時間のところにあるエルデネトで、私は活動しています。エルデネトはアジア最大、世界でも4番目に大きい銅鉱の開発のために、1975年に建設されたまだ新しい都市です。

私は体育教諭としてエルデネトの教育局に配属され、学校を巡回しています。現在は、体育(ダンス)の授業を1校で、バスケットボールのクラブ活動を2校で、教諭たちの体力づくりを目的とした活動を1校で行っていますが、今回は、そんな活動の一つを紹介したいと思います。

ご紹介する学校は、以前JICAボランティアがいたこと、また現在KOICA(韓国国際協力団)ボランティアが入っていることもあり、「教諭も生徒たちも外国人に慣れている」というのが第一印象でした。そんな学校で、体育の教諭と一緒に、ダンスの授業をすることになりました。

担当教諭とコミュニケーションを取りながら授業内容を練り、まさに授業を開始しようとしていた矢先、突然、今までほとんど話したことのない教諭に担当が交代してしまいました。

語学ができなくても、伝えられることはあると思います。しかし、信頼関係がほとんどないところからの再スタート。生徒にも教諭にも言いたいことが伝えられず、その時の授業は、ただやっているだけの、何も伝わらない授業だったと思います。

それから、4ヵ月がたち、目に見える変化がありました。

教諭が積極的に授業に参加し、生徒と一緒に動いてくれるようになったこと。生徒たちが楽しく動けるよう、ルールを考え、提案してくれるようになったこと。そして、何より、生徒たちが笑顔で授業を受けてくれるようになったこと。

そんなちょっとした助言や行動の変化ですが、信頼関係が築けてきたのだと感じた瞬間でした。

まずはマンパワーから。そして、信頼関係があってこその「伝える」ということ。

その教諭とは、決して多くのことを語り合ったわけではありません。しかし、私の授業に臨む姿勢ややり方を理解してくれて、自分の授業にも取り入れてくれるようになったことで、私の活動の幅がまた広がった気がします。

「あなたから教えてもらったことを自分の授業でやってみたら、生徒たちが『もう一回、もう一回』と言って、とても面白い授業になった」

教諭のこんな何気ない言葉から、これまでに築いてきた信頼関係を感じ、「残りの任期、今まで以上にコミュニケーションを取り、お互いにやる気を引き出し合いながら、活動していきたい」と考えられるようになりました。

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2人組でのストレッチ

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新聞紙の上に乗っています。どうしたら全員が乗れるかな?

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足踏み相撲。必ず、モンゴル相撲に発展していきます


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ダンスを教えているところ

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ノームホン(気を付け)!!

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授業終わりの1枚


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