モンゴルHOT and COOLアングル-2016夏

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世界一寒い首都ウランバートルでも、夏は35度を超えるHOTな日があります。そんな日、私の職場近くの川では多くの人が海水浴場のように水を楽しんでいます。海の家よろしくパラソルを立て、飲食物を売っているところもあります。外はHOTですが水はCOOL。

6月末、国会議員、県議会議員などの選挙が行われました。接戦が予想されたHOTな選挙戦は投票率72パーセントで、野党の大勝利で終わりました。一部で心配されていた選挙後の混乱もなく、無事政権交代が行われました。民主主義が定着しているモンゴルはCOOL(素晴らしい、すてきな、かっこいい)。

夏は「ナーダム」というお祭りが全国各地でHOTに行われます。

ウランバートルの競技場で行われた式典では、モンゴル建国の歴史を数百人もの人が演じてくれるもので、美男美女のダンサーが踊ったり、騎馬隊がさっそうと出てきたり、パラシュートで降りてくる人がいたりと、一連のパフォーマンスは、とってもCOOLでした。

この競技場で行われたモンゴル相撲は、全国から集まった強豪力士1,024人によるトーナメント方式で、優勝するためには2日間で10連勝しなければなりません。HOTな闘魂だけではなく、COOLな頭脳も求められるのではないかと思いました。

そして庶民にとって、式典会場を取り囲む屋台で、家族や友達と一緒に揚げたてのHOTHOTなホーショール(円盤型揚げ餃子)を食べるナーダムの過ごし方はちょっとCOOLかも。

ナーダムで行われる競馬は、大草原を走る過酷なレースです。私が見たレースはモンゴル各地から3歳の優駿385頭が集まり、ゴールからは見えない18キロ離れたスタート地点から大集団で走ってくるものでした。

18キロも走ってきたのに、ゴールでは3頭が大接戦、これを見ていたモンゴルの人たちの雄たけび(女性も大勢、観戦していましたが)は表現できないほどHOTでした。ちなみに騎手は子どもでレース後は疲労困憊(こんぱい)の様子でした。老若男女が楽しむモンゴルの競馬はCOOL。

HOTな夏は避HOT地で過ごしましょう。

北部にあるフブスグル湖はモンゴルの軽井沢といったところでしょうか。湖の透明度は40メートル以上で、世界一といわれているロシアのバイカル湖をしのぐという話もあるそうでCOOL。

1時間半の遊覧船ツアーの後半は船上歌合戦と船上ダンスコンテストがHOTに繰り広げられました。湖で魚が捕れるので、湖畔の土産物店には、乾燥(薫製?)や瓶詰の魚はありましたが、不思議なことに魚料理を出してくれる飲食店を見つけることができませんでした。地元の人にその理由を聞いても分からず、HOTでもCOOLでもないのですが、私にとってこの夏最大の謎となりました。

モンゴルには北はロシア、南は中国につながる鉄道があります。石炭がたくさん採れる国ですから、列車の動力はもちろん石炭です。北部にあるスフバートル駅で早朝に乗り込んだエコノミークラスの寝台車は、窓からCOOLな風が吹き込み乗客はまばらでした。

しかし、ウランバートルに近づくにつれて、田舎で仕入れた大量の馬乳酒をお土産に持った客がどんどん増え、あちらこちらで泣き叫ぶ赤ちゃんの合唱、ビニールボールと子どもが飛び交う通路、カップめん、お菓子、野ぶどうなどを売るおばちゃんたちの声、一時は騒然としたHOTな車内となりました。

とはいえ、線路沿いに咲く黄色、紫、ピンクの野花、延々と続く大草原とゆったり流れる川、おびただしい数の羊、山羊、牛などの群れなどが見られ、そして何よりも400キロ、9時間の道程を定刻に出発し定刻に到着したモンゴルの列車の旅はCOOL。

ナーダムの騎馬隊、らくだで移動する遊牧民、湖畔でもやっぱり食べるホーショール、ゲストハウスで出されたヤク(毛の長い牛みたいな家畜)のヨーグルト、みんな大好き馬乳酒と、モンゴルの生活はいつでもどこでも動物やその加工品と一緒という感じです。

というわけで、こうした生活に貢献できる、私が働く「獣医・畜産分野人材育成能力強化プロジェクト」も、ひょっとしてCOOL?

でも、この夏一番のCOOLは、休日も休めず頭がカッカするような仕事に追われてHOTだった私を、COOL DOWNしてくれたこの1週間の連休そのものでした。



(関連リンク)

獣医・畜産分野人材育成能力強化プロジェクト(事業ごとの取り組み、事業・プロジェクト)

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北部の都市スフバートルのナーダム

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ホーショールと私

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18キロを走ってきたゴール直前の接戦


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量り売りされていた馬乳酒

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スフバートル駅で見送ってくれたJICAボランティアの山根さん

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トナカイに草を食べさせる人


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