モンゴルは教育途上国か?

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モンゴルといえば何をイメージしますか?

地平線の先まで草原が広がり、遊牧民(定住型の畜産家といった方が近い)が牛を引き連れて草原へ向かう。そんな光景が日常に溶け込んでいる町に私は住んでいます。

私は、日本で7年間小学校教員として働いた後、JICAボランティアに応募し、モンゴルのドルノド県チョイバルサンという町に配属されました。活動先は小学校です。主に算数、理科を中心に、モンゴルの先生たちと授業をしています。

モンゴルで理科の教科が始まったのは、ここ数年のことだそうです。学校の先生たちも自分が子どもの頃に理科を学んでいないので、教科指導に苦労をされています。また、教科書に載っている実験をやろうとしても、先生たち自身が器具に関する知識に自信がないため、観察・実験が敬遠されがちになっています。

そこで、私が観察・実験を取り入れた授業を一緒に行い、先生たちに少しずつ知ってもらっています。実験器具には、国際協力の寄付によるものもありますが、ホコリを被っているモノも中にはありました。モノの支援の先にモノを生かす協力があることを実感しています。

以前モンゴル人から「モンゴル人は家畜を数えたり、自然とともに生活したりする中で、自然と学習していくんだ」と答えていました。本当のところはわかりませんが(笑)この雄大な自然の中から学べることは、学校の教室の中以上にあるような気がしてなりません。

日本の理科教育では、子どもたちの自然体験の不足がよく指摘されています。子どもが健やかに学び、成長していく環境とは何かを考えてしまいます。日本から離れ、異国で文化や教育に触れることによって、日本では気づかなかった多くのことに気づかされています。

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任地の草原と牛たち。モンゴル人は草原を故郷と呼んでいました

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豆電球の明かりをつける実験。実験を通して学ぶことはたくさん

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先生から教わるだけではなく、子どもたち同士で学び合っていくことが大事です


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県内の先生たち向けに日本の教育を紹介するセミナーを実施

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水を買いに行く様子。子どもたちはあたりまえのように手伝いをします

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モンゴル料理は肉が中心。日本の魚料理が恋しいです


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