大草原を駆け抜ける:モンゴル国際草原マラソンのスタッフを経験して

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モンゴルへ来て半年経過したころ、「モンゴル国際草原マラソン」の日本側スタッフとしてボランティアで手伝ってくれないかという依頼がありました。もともとみんなでお祭りをつくりあげていくことが好きな私は、どんな大会なのか興味もあったので快諾しました。

マラソン大会の全容を何も知らずに第一回のミーティングへ参加したところ、このマラソン大会は既に20回開催されている歴史あるマラソン大会でした。モンゴルの陸上競技連盟とモンゴル国際マラソン大会実行委員会が主催で、21回目を迎えた今回は日モンゴル外交関係樹立45周年認定事業としての開催。過去の開催におけるさまざまな経験から今年はどのようなことに留意すればよいのかなど、既に課題が具体化していることなどもわかりました。

一番驚いたのは、日本側スタッフの中心が、長年仕事でモンゴルに住んでいる日本人女性と、その方が日本語を教えているモンゴル人大学生とで構成されていることでした。

学生たちはみんなとても従順で、礼儀正しく、何より学習している日本語をとても流暢に話し、我々日本人と全くコミュニケーションに無理がないことにとても感心しました。活動でモンゴル人の大人とは接する機会が多いものの、モンゴルの大学生と触れ合う機会は少なかったのですが、こんなに優秀な学生がたくさんいるモンゴルの将来は明るいのではないかと思いました。

いよいよ開催数日前、マラソン大会のTシャツやゼッケンが出来上がってきました。

国内外からの参加者があり、日本語での参加者リストを作成するのもとても大変だっただろうに、モンゴル人学生が作成したリストを元にスタッフ総出で参加団体別に仕分けし、Tシャツ、参加記念バッジ、ゼッケン、記念タオルをテキパキと袋に挿入していきました。

モンゴル人は協力してものごとを行うことが苦手だと聞いていましたが、いい意味でまた私の期待は裏切られました。当日の役割分担を決定し、当日無事に大会が進行することを祈って解散しました。

開催当日、前日の雨空はどこかへいってしまい快晴の空です。まずは天が味方してくれていることに感謝!開催会場はナーダム(注)競馬競技が開催される大草原です。モンゴルではありふれた、しかし日本にはない広大さです。

日本人テントに到着したとたん、さまざまな参加者からさまざまな質問を受け少々戸惑いましたが、参加者の方やスタッフみんなの協力もあって、ひとつひとつ解決し、なんとか事なきを得ました。

そうこうしている間にスタートの合図です。こんな大草原を駆け抜けることも日本に住んでいると一生ないかもしれない貴重な機会だと思います。多くの人が草原の中に消えていきました。走り終えた人たちがみんな笑顔で(時に走り慣れておらず、ちょっとしんどそうな人もいましたが.…)ゴールする姿を見て、無事開催することができてよかったなぁと、とても嬉しい気持ちになりました。

わずか数回のミーティングと当日1日の間ではありましたが学生スタッフと知り合えて、モンゴルや、モンゴル人学生の日常についてなどいろいろな話が聞けて本当に楽しかったです。大会の無事終了はもとより、モンゴルの学生たちがこうして日本-モンゴル間のイベントに尽力し、大会が今後も末永く続いていって欲しいと感じました。

(注)ナーダム:モンゴル国内最大の祭り。ブフ(モンゴル相撲)・競馬・弓射の3つの競技が行われる。



(関連リンク)

各国における取り組み モンゴル

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モンゴル国際草原マラソン会場

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入賞賞品

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ゴールする協力隊員


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ゴールする協力隊員2

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受付テント

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モンゴル人大学生たちと一緒に


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