モンゴルの子どもたちのアート

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私は現在、ロシアとの国境近くのモンゴルのセレンゲ県スフバートル市にある小・中・高一貫校の小学校クラスなどで、図画工作の指導を行っています。

図画工作の授業では、各クラスとも週に2時間の中で、一つの作品を仕上げています。日本の学校とは違い、図工室がなく、普通教室で授業をしています。画用紙に絵を描くだけではなく、段ボールや紙粘土など、他のさまざまな材料を使った工作もします。子どもたちは図画工作の授業が大好きで、毎時間とても熱心に作品作りをしていますが、日本とは違い、作品制作に使う材料を豊富にそろえることはなかなか難しいため、身近に手で入る材料でさまざまな造形活動ができるように授業を工夫しています。

授業以外の課外活動として、中・高の美術の先生と協力しながら、図画工作・美術のサークル活動の指導もしています。小学校クラスと、中学・高校クラスを設けて、週に1日ずつ活動し、鉛筆デッサンや風景画など、より高度な技術面の指導も行います。県が主催する絵画コンテストに参加したり、日本の絵画コンテストに作品を送ったりすることもあります。中学・高校クラスの子どもたちの中には、日本の美術大学に興味を持つ子もいるので、日本の美大の授業の様子や作品について紹介したりもします。

モンゴルには、季節ごとに馬や羊などの家畜とともに移動しながら生活する遊牧民の人々がいます。遊牧民は、ゲルという白く丸い家に住んで、生活をしています。また、モンゴルは自然が豊かで、大草原やとてもきれいな星空を見ることができる国です。モンゴルの子どもたちは、そういった自分の国の暮らしや自然を描くことが大好きです。自分の国の文化に誇りを持って作品作りができるのは、とてもすてきなことだと思います。図画工作・美術の授業を通して、自分たちの国の良さを見つめながら、楽しく造形活動をしています。



(関連リンク)

各国における取り組み モンゴル

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図画工作で作品制作

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作品の鑑賞会

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作品を掲げて記念撮影


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美術サークルで風景画の指導

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児童作品「モンゴルと地球に暮らす仲間たち」

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課外活動でセレンゲ県の自然を描く


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