ティンジャン(ミャンマーの正月)のモバイル・クリニックに参加して
これまで外国の医療援助に頼っていたミャンマーは、次第に国内の医療過疎地域に対して、自らの力で医師・看護師・理学療法士(PT)の専門職からなる「モバイル・クリニック」を派遣できるまでに成長してきている。今回、私はヤンゴンの仏教関係の慈善団体が行った、北部ザガイン管区の小さな農村での医療活動に参加する機会を与えられたので報告したい。 ティンジャン(ミャンマーの正月)前日の4月11日夜、一行総勢約40人は自前の大型バスでヤンゴンを立ち(私は12日早朝の飛行機でバガンに飛び、そこでパゴダ参拝中の一行に合流)、翌12日の夕方5時にモンユワという町に達し、そこから小型の車に分乗し未舗装の凸凹道を1時間かけて、シュエ・フライン村という無医村にある僧院に到着した。 翌...
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