インターンシップ体験記「防災×サッカー」

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私は、ジュネーブにある国際開発研究大学院で学んでいます。2016年の1~2月にかけての約1ヵ月間、「防災セクター業務補助およびスリランカ災害管理体制に関する調査」というテーマで、JICAスリランカ事務所のインターンを経験しました。その間、Jリーグのガンバ大阪でキャプテンを務めていた木場昌雄さんをお招きし、2月3日~9日に開催した「防災教育イベント」と「サッカー・クリニック」を主に担当しました。

【インターン内容】
今回私が主に担当した業務は、(1)イベント開催のための準備(関係者との連携含む)、(2)イベント当日の運営、(3)事前・事後の広報活動の3つでした。

(1)イベント開催のための準備と関係者間の連携促進
スリランカ到着後すぐに、イベント実施に向けた企画会議に参加しました。昨年に続いて2度目の開催のため、昨年の様子や今年のイベント実施の意義について、スリランカ事務所で指導担当を務めていただいた島野敏行職員からレクチャーを受けました。

「じゃ、石立さんやってみよっか」の一言で、インターンという身分でありながらも、たくさんのお仕事を経験できました。特に大変だったのは、イベント時に人や物をいつどこに運ぶのかを手配し、管理する業務でした。先を読んで、細かいところにまで気を配らなければならない点が、本当に難しかったです。

(2)イベント当日の運営
イベント当日は、ほかの職員や青年海外協力隊員、地元コーディネーターの方々と一緒に運営をサポートしました。この作業は大変面白く、時間をかけて準備したことが形になっていくのが大変うれしかったです。

また、どちらのイベントも地元の子どもたちを対象にしており、彼らが防災やサッカーについて学んでいく様子を間近で見ることができました。

(3)広報活動
広くJICAやカウンターパートの活動を知ってもらうために欠かせないのが、広報活動です。インターンシップ期間中、複数の広報原稿を作成しました。防災という大きな課題に対して、JICAスリランカ事務所やスリランカの関係機関がどのような取り組みをしているのかを分かりやすく伝えるよう心がけました。

【インターンシップを通して感じたこと】
「国際協力には様々な形がある」
インターンシップを通じて、国際協力に携わるさまざまな方に会うことができました。ガンバ大阪元キャプテンの木場さんは、引退後「東南アジアからJリーグ選手誕生」を目指して活動されています。コンサルタントや研究者の方々とも、一緒にイベントを運営し交流しました。

「人と人をつなげる仕事」
JICAはこうしたさまざまな人と人をつなげ、さらなる国際協力の広がりを可能にすると感じました。JICAのイベントで初めて会った人々が、また別のイベントを共に企画しているのを、何度か目にしました。JICAが途上国を援助するだけでなく、国際協力という共通の目的を持った人々のプラットフォームとなることで、さらなる国際協力の輪を広げられると感じました。

「いつかまたスリランカに帰ってこよう」
1ヵ月という短い期間でしたが、とても楽しい時間をスリランカで過ごすことができました。スリランカは大変親日的な国です。スリランカが大統領制に移行した1978年に大統領に就任したジャヤワルダナ氏は、死後も遠くからスリランカと日本を見ていられるようにと、両目の角膜を片方ずつ、両国でそれぞれ角膜を必要としている方に贈ったそうです。

私も、たくさんのスリランカの人々に助けてもらったこの1ヵ月を忘れず、大統領のように、スリランカと日本を見守る目になりたいと感じました。そして、またいつか、スリランカに帰って来られる日がくれば大変うれしいです。



(関連リンク)

“繋がるスリランカとの絆”-元ガンバ大阪キャプテン木場さん、スリランカで2度目の防災教育とサッカー教室を実施-(2016年2月3日、スリランカ事務所、プレスリリース)

コミュニティ防災活動用教材の共有(2016年1月4日、スリランカ事務所、トピックス&イベント情報)

スリランカでJICAと共にスポーツ×防災教育(2016年2月8日、J's GOAL)(外部サイト)新しいウインドウで開きます

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防災教室でラジオ体操を体験

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防災教育イベントには小さい子も参加してくれました

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「練習楽しかったよ」(サッカー・クリニック)


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木場さんと選手、青年海外協力隊員(サッカー・クリニック)

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おんぶでウォーミング・アップ(サッカー・クリニック)

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木場さんと共にイベントを実施した仲間たちと(前列左が筆者)


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