フェルナンドさん、こんにちは!

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フェルナンドやフェルディナンドという名前は、主に男子の名前に使われるといわれております。ギリシャを舞台にしたミュージカル映画「マンマミーア! ヒア・ウィー・ゴー」(2018年)でも、歌手グループのアバの名曲「フェルナンド」を米歌手の大御所シェールと名優アンディ・ガルシアが掛け合いで歌って話題となっております。

ところで、このフェルナンドやフェルディナンドは、主にイベリア半島に起因した名前のようですが、ドイツや北欧にその起源があるといわれております。確かに文字を分解すると、北欧起源のFarとNandeとなるようで、前者は「行人」や「旅人」、後者は「果敢な」という意味のようです。その「果敢な旅人」、つまりドイツ近辺にいた西ゴート族の人々がイベリア半島に定住し、フェルナンドを広めたというのが定説のようです。その結果、欧州では東西南北フェルナンドさんがいても不思議ではないのかもしれません。

一方、欧州から離れた当地スリランカにも多くのフェルナンドさんがおります。私の友だちはじめ大家も同様で、一般化しております。これは、1505年のポルトガル人の入植と関係があり、一説には、カトリックの布教の一環として、洗礼式を通じ、ポルトガル人の名前が広まったそうです。しかし、多くのポルトガル由来の名前が普及している当地ですが、500年以上経た現在、必ずしもカトリック信者ばかりではなさそうです。

スリランカは、昔から諸外国との交易が盛んなインド洋に浮かぶ島であり、いきおい、さまざまな国の影響を受けてきたといわれております。言葉を換えれば、古くから極めてグローバルかつコスモポリタンな国であったといえるのではないでしょうか。フェルナンドなどの名前が定着しているのも、その一つの証左ではないかと思っております。

日本では、フェルナンドという名前はなじみ薄ですが、世界中で、たくさんの青年海外協力隊の皆さんが、挑戦者のごとく果敢に当該国の発展に貢献されていることも事実ではないでしょうか。

最後に全く私事で恐縮ですが、海外に暮らすと名前の由来を聞かれ、回答に窮することがしばしばです。学生時代にお世話になった家庭で「ホリグチ」の意味はと聞かれ、Bordeaux(ボルドー。ジロンド川の河口に発達した都市。bord:端、eaux:水)と答え、以来、この都市の名前を使わせてもらっています!



(関連リンク)

各国における取り組み スリランカ

【写真】

勤務先の投資庁のGomes氏(Gomesもポルトガル由来)

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