タシケント道路状況

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ウズベキスタンの首都タシケントで、今年1月中旬に活動を開始しました。

降雪の日は早朝から各所で大勢の人たちが除雪作業にとりかかりました。冬季は地域暖房が機能し室内は暖かです。

配属先は、自動車道路建設を学ぶための大学にある再教育センターです。活動の職種は土木で、私は日本で道路関連の仕事に長期にわたり携わってきました。

タシケントは旧ソ連時代に、道路等の基盤整備がなされた都市です。幹線道路は片側4車線程で、放射・環状線として整備、交通の多い場所は立体交差されています。バスベイ(バスが停まるためのスペース)は車線の外に設置されています。バス停には上屋(屋根)がほぼ完備です。街路樹が植えられた中央分離帯、歩道は街路樹と花々の植え込みがゆったりとした幅で整備されています。植え込みには散水栓が設置され、夏季は水が撒かれます。  

舗装の状態ですが、幹線道路以外は良好ではなく、路面の破損が見られます。歩道は凹凸個所が多い状況です。公共交通機関は、地下鉄(3路線)、バス、ミニバン等があります。タシケント路面電車は、昨年廃止されています。タクシーですが、料金は行き先や人数に応じ乗車前に交渉して決めます。何事も交渉して決めるということがこちらの文化ですと、配属先の先生方から教わりました。 
 
配属先の再教育センターは、「道路」について学び直せるウズベキスタン唯一の施設です。再教育は3年に1度の受講が義務付けられています。道路関係の省庁、教員、企業等の方達で、年間1,500人から1,800人受講します。

私は道路情報技術の紹介、道路交通安全施策、道路渋滞対策等を紹介します。環境負荷の改善、道路でのストレス軽減等を併せ取り組みます。また、要請外ですが、道路舗装の維持修繕の紹介をぜひとも行いたいと考えています。

活動では学生4人から、資料のウズベク語、ロシア語への翻訳、活動での通訳のサポートをいただいています。活動が円滑に進み感謝しています。  

こちらには、妻を随伴しての派遣です。JICAボランティアの方達との催し会、アパート近隣の人たちとの付き合い等に、妻のおかげで交流が広まり、深まっていると実感しています。

ウズベキスタンの行事等の交流を通じて、習慣、文化の一端を知ることができるようになってきています。シニアボランティアとしての活動について随伴の妻と話し合い、生活全般に有意義に取り組みたいと考えています。

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車道の状況

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歩道の状況(1)

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歩道の状況(2)


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サポート学生と打ち合わせ(1)

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サポート学生と打ち合わせ(2)

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