活動のヒントはおしゃべりの中に
ホーチミン市に次ぐベトナム南部の第2の観光都市・ティエンザン省ミトー市。メコン川に浮かぶ中洲で、私は観光を推進すべく活動している。 残りの任期が3ヵ月を切った今、これまでの自分の活動を振り返ると、自ら提案した道路修繕やゴミ箱の設置、歩道への植栽の実施など、目に見えていろいろなことが変わったことに気付いた。 毎日バイクで活動地へ足を運び、一軒一軒観光事業者を訪問し、つたないベトナム語で日本のボランティアだと説明して回る日々が続いたが、エアコンが欲しいとかお金が欲しいとか、なかなかボランティアの意義について理解してもらえず、ただただおしゃべりをし、フルーツを食べて過ごすだけの日もあった。 赴任前に描いていた理想と現実とのギャップに打ちひしがれ、何をしに来たんだ...
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