ボスニアの地酒とペクメズ
ボスニアに限らず、バルカン諸国で良く飲まれているお酒に、「ラキヤ」というものがあります。いわゆる果実の蒸留酒ですが、ブランデーのようにブドウから作るのみならず、さまざまな果物を使います。 私の住んでいるスレブレニツァでは、多くはリンゴ、梨、プラムを使ってラキヤを作っています。ブドウは、もう少し温暖で乾燥した、地中海のクロアチアに近いヘルツェゴビナ地方で作っています(美味しいワインが飲めます)。ちなみに私の好みは、プラムで作ったものです。 アルコール度数が40~45度くらいあり、中には90度くらいのウオッカのようなものもあるようです。市販のものももちろん買えますが、村の人たちのほとんどが自分たちで作っています。そのためアルコール度数も、好みによって変えることが...
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