日本のお正月のような盛り上がり−ヨルダン、イスラム教の犠牲祭−
イード・アル=アドハー。イスラム教の「犠牲祭」と聞けば、耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここヨルダンでは、犠牲祭の時期になると日本のお正月のような盛り上がりをみせます。普段は地元を離れて暮らしている人々も、この時期ばかりは帰省し、親戚や友人との久々の再会を楽しみます。暦上の新年は、1月1日と、イスラム教の新年とがありますが、この日本の正月を思い起こさせる、人々の高揚感に溢れるヨルダンの犠牲祭をご紹介したいと思います。そもそも犠牲祭とは、預言者アブラハムが、神への信仰心を示すため、息子を神への犠牲として捧げようとしたことを祝う、イスラム教の祝祭です。羊や牛、ヤギ、ラクダなどの家畜が犠牲に捧げられますが、クルアーン(コーラン)では、その肉は貧...
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