香りの宝庫チュニジア

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春の到来とともにチュニジアの花のシーズンが始まります。温暖な気候になり、寒空の下の地中海もきらきらと輝きを取り戻し始める頃、日本でも珍しい植物や花の開花がピークを迎えます。

首都チュニスから車で1時間ほどのボン岬ではこの時期、ネロリやジャスミン、バラの蒸留が町中で始まります。各家庭の女性たちがネロリの花を伝統的な器具を使い、水蒸気蒸留にせっせと取り組む姿があちこちでみられ、町中にフレッシュで濃厚な香りが広がります。チュニジアでは花の蒸留水は、コーヒーなどの飲料やお菓子の香り付け、化粧水に使われ、抽出された精油は薬用成分があるため、頭痛や関節炎の痛みの緩和、胃薬などにも広く活用されています。

毎年3月には、各農家がアラブ風のすてきな瓶やプラスチックボトルに詰めたフラワーウォーターを販売する花祭りが開かれ、地元のチュニジア人も買い付けに足を運びます。

日本ではあまり知られていませんが、チュニジアのネロリ、ジャスミンなどの精油は世界でも高品質で知られており、欧州の香水メーカーにも多く使われています。チュニジアの植物は厳しい乾燥地に適応するため、特有成分を有しており、アロマテラピーの発祥の地とも言われています。ジュニパーベリー、サイプレス、ユーカリなど珍しい薬草も多く自生しており、アロマの宝庫です。私のおすすめはローズマリーの精油です。力強く、土壌の豊かさが感じられる芳香はリフレッシュしたい時にぴったりです。



(関連リンク)

各国の取り組み チュニジア

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ゼラニウムの花

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ネロリの花

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ネロリの花を家族で収穫


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街中でも収穫

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蒸留水をボトルに詰めて販売します

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伝統的な蒸留の様子


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