大阪の恩師がやって来た!

伊瀬敏史大阪大学教授のインド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)訪問

2010年9月18日

9月14日、伊瀬敏史大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻教授が人材交流促進に向けた更なる取り組みの可能性を検討すべく、IIT-Hに初来訪しました。伊瀬教授とIIT-Hデサイ学長は環境・エネルギー分野で共同研究を進めていく可能性を検討するとともに、IIT-Hと大阪大学工学研究科の研究者・学生等の包括的人材交流を今後更に促進するための学術交流協定締結に合意しました。

教え子たちとの再会と新たな出会い

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大阪大学インターンから帰ってきたばかりのPrashant Patelさんと伊瀬教授

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「21世紀東アジア青少年大交流計画」(英文名:JENESYS Programme)で大阪大学を訪れたIIT-H研究生等と同教授

伊瀬教授はパワーエレクトロニクスや超伝導電力応用の分野で高名な研究者であり、省エネルギー直流分散型電源(DC-micro grid)の集合住宅での実用化に向け精力的な活動を行っています。

IIT-H電気工学科修士課程在籍中のPrashant PatelさんはIIT-Hでまだ類似分野の研究は進んでいないこともあり、本年文部科学省グローバルCOEプログラムを活用し約1か月大阪大学で伊瀬教授に師事、分散型電源の制御に関して研究を進めていました。

外務省主催の21世紀東アジア青少年大交流計画(英文名:JENESYS Programme)により8名のIIT-H若手教員も大阪大学を訪問しており、今般、同教授は初の訪印を果たしてこうしたIIT-Hの訪日経験者達と再会の喜びを分かち合いました。

その温かいお人柄もあってか、訪日経験のない学生や研究者も次々に同教授を引き留めては個別の相談をもちかけ、様々な助言を仰ぐこととなりました。

学術交流協定締結にむけて

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日印の研究アプローチの違いや来日IIT-H関係者の帰国後の研究推進状況等確認しつつ、伊瀬教授はデサイ学長と包括的人材交流を更に促進するための学術交流協定締結に向け協定案協議を行いました。折しも同学長が今月末に訪日予定であることから、同協定の早期締結に向け活発な動きがみられることが期待されます。

環境・エネルギー分野の日印共同研究

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(上図)左からIIT-Hヴァラダラジュ教授、伊瀬教授、IIT-H日本交流担当ゴッシュ氏、IIT-Hデサイ学長(下図) デサイ学長の謝意を受ける伊瀬教授と見守るPrashant Patelさん達

伊瀬教授はIIT-H支援重点協力分野のひとつである環境・エネルギー分野の日本側のグループ・リーダーを担っており、今次の訪問では、デサイ学長に加え、同分野のインド側のカウンターパートであるヴァラダラジュ教授(IIT-HR&D学部長)、日印交流の窓口担当ゴッシュ氏等とも同分野における今後の日印共同研究の可能性に関して協議を行いました。

両者は伊瀬教授の省エネルギー直流分散型電源(DC-micro grid)パイロット試行とヴァラダラジュ教授の低温熱電変換技術の研究を組み合わせ、グリーンテクノロジー推進に向けた共同研究の可能性を今後検討することに合意しました。

また、今回の滞在機会を捉え、伊瀬教授はIIT-Hのメンター校であるIIT-M(IITマドラス校)の研究環境も視察、日本とインドの共同研究実施に向けた現況と今後の課題に関し知見を深めて帰国されました。

今後に向けて

伊瀬教授の初インド訪問は短期間ではありましたが、大阪の恩師を慕う多くの学徒に囲まれた密度濃いものとなりました。インドで今後ますます大阪の恩師を慕う研究者が増えていくことが期待されます。

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仮校舎で次々と学生や研究者等の個別相談を受ける伊瀬教授(上図)