新キャンパス整備支援のためのIITHとの本格協議を開始! ―学際的研究交流を通じたインド工科大学ハイデラバード校キャンパスデザイン支援プロジェクトキックオフミーティング

2011年8月30日

8月19日、東京大学より藤野陽三大学院工学系研究科社会基盤工学専攻教授、大野秀敏大学院新領域創成科学研究科教授、田村順子特任助教、原裕介特任助教、大島耕平特任研究員が新設インド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)のキャンパスデザインに関する学際的研究交流を本格的に開始するためにIIT-Hを訪問しました。

IIT-H新キャンパス整備への協力

IIT-Hは創設4年目を迎え着実に規模を拡充してきており、新キャンパスの建設、整備、及び現在活用している仮校舎からの移転を急務としています。新IIT-Hキャンパスのためにインド政府はハイデラバード郊外に約2km2の用地を既に確保しており、同用地内に建築されるキャンパス施設群の一部に対し円借款を通じた日本の支援を要請しています。日本政府はIIT-H支援事業の促進を目的とし日本の産官学を結集したIIT-H校支援コンソーシアムを2009年8月に設立、5つの重点協力分野を中心に協力を行ってきており、JICAも様々なODAスキームを活用してIIT-Hとの包括的な協力関係を深めてきました。今般の訪問をもって、同重点協力分野のひとつ、都市工学分野の日本側のグループ・リーダーを担う藤野教授を中心とした、IIT-Hとの研究交流を通じ新キャンパスの一部施設の建築デザインの作成への支援が本格的に始まることとなりました。

【写真】

協議後記念撮影(於IITH)。日印双方が用意した新キャンパスの模型やパネルとともに。

8月19日の会合にはIIT-Hデサイ学長に加え、同分野のIIT-H側のカウンターパートであるスブラマニアム教授(工学部学部長)やエスワラン教授(機械工学部学部長)はじめとするIIT-Hキャンパス整備委員会のメンバーや日印交流の窓口担当ゴッシュ氏等多くのインド関係者が集っただけでなく、日本側からも完成後の建築デザインの具現化への協力の可能性検討も視野に入れつつJICA関係者や円借款供与に向けた協力準備調査団が参加、活発な協議が行われました。又、この機会を捉え藤野教授はIIT-H工学部関係者に対し3.11東日本大震災に関してセミナーを実施する等、多種多様な研究交流に努めていました。

今般の協議を皮切りに日印の研究交流の象徴となる建築デザインが立ち現われてくることが期待されます。