広がれ絆、伝われ次世代まで!「自然災害の減災と復旧のための情報ネットワーク構築に関する研究」プロジェクト(DISANET)合同調整委員会

2013年7月23日

7月15日、「自然災害の減災と復旧のための情報ネットワーク構築に関する研究」プロジェクト(DISANET) (注1)の合同調整委員会がIIT-Hで開催され、日本側とインド側の研究者、独立行政法人科学技術振興機構(JST)、JICA関係者等約40名の日印の関係者が一堂に集いました。
会合では「地震災害の軽減」、「気象観測基盤の構築」、「持続可能な通信基盤の構築」、「緊急事態および減災のための情報通信プラットフォームの開発」という4つの大きなテーマの研究グループごとの進捗報告に留まらず、各グループがこれまでインドのさまざまな地域で展開してきた研究の相乗効果を起こし広めていくための計画の確認なども共同で行われました。
グループごとの成果の発現と、日印研究者の絆に基づく研究成果の更なる広がりへの期待を参加者一同が確認する機会となりました。

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合同調整委員会にて各研究グループの成果を集約し、更に広げていくためのコンセプト案を説明する村井純慶應義塾大学環境情報学部教授と耳を傾けるIIT-Hデサイ学長(写真左)他日印参加者。

また、同委員会の開催に併せ、各研究グループはインド国内で個別活動も実施しました。例えば「地震災害の軽減」グループは地震観測のための強震計を設置したハリドワールの学校へ赴き、強震計の稼働状況のモニタリングを行っただけでなく、学生達に地震の仕組みを伝え防災教育を行うワークショップを実施しました。
学生達は自分の生活の場を防災の視点から見直すとともに、日印メンバーとの直接のやりとりを通じて科学技術を学ぶことへの興味を触発されていました。ワークショップで学んだことを自主的に後輩達に伝えていこうとする試みもみられ、今後プロジェクトがもたらした気づきがゆるやかに裾野を広げて共有されていくことが期待されます。

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ハリドワールのワークショップの様子(写真提供:慶應義塾大学伊藤貴盛先生)

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日印の研究メンバーと直接語らい、身の回りを防災の視点から見直し、その結果を反映させたハザードマップの作成に挑戦するハリドワールの学生達

(注1)DISANETは、IIT-Hと慶応大学を中心研究機関として実施されている「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)」の愛称です。SATREPSは、科学技術と外交・国際協力を相互に発展させる「科学技術外交」の一環として、外務省、文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構(JST)、JICAが連携して、ODAの枠組みを活用した国際共同研究事業です。