ビシャカパトナム港拡張事業

背景と目的

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アンドラ・プラデシュ州に位置するビシャカパトナム港は、インドの主要13港の1つであり、年間貨物取扱量は6年連続で国内最大(約5,580万トン)で、そのうち鉄鉱石が約3割(約1,600万トン)を占めています。インドは世界第3位の鉄鉱石輸出国であり、日本にとってもインドは、第3位の鉄鉱石輸入先となっています。同港は、バイラディラ鉱山から採掘される高品位の鉄鉱石を輸出する主要積出港です。とりわけ、同鉱山及び同港の外港は、70年代に有償資金協力(円借款)で開発されたこともあり、同鉱山から産出される鉄鉱石の約3割を日本が輸入するなど、日本と強い繋がりをもっています。同港の外港における鉄鉱石取扱量は、現在の1,370万トンから、2012年には1,570万トンに達すると見込まれていますが、荷役設備は老朽化が著しく、故障の頻発による輸出能力の低下が懸念されています。また、同港には現在、15万トン級の船舶しか入港することができませんが、船舶の大型化が世界的に進む中、輸送効率を上げるために20万トン級の大型船に対応した港湾整備に対する日本の産業界の期待も大きく、同港の拡張が必要となっています。本事業は、ビシャカパトナム港を拡張することで、輸送能力の向上と輸送効率を改善し、鉄鉱石の輸出拡大等によるインドの経済発展に貢献することを目的としています。

  • 借款契約(L/A)調印日:2006年3月31日(E/S借款)、2007年3月30日
  • 円借款額:161百万円(E/S借款)4,129百万円
  • 実施機関:ビシャカパトナム港湾公社

事業概要

ビシャカパトナム港拡張事業は、同港の鉄鉱石仮置場の地盤改良、航路・泊地浚渫、係留設備等の増強を行います。同事業に対しては2005年度のE/S借款により調査・設計支援を実施し、2006年度に供与した有償資金協力(円借款)により、港湾拡張の土木・海洋工事、機器調達等を支援します。