日本語教師隊員配属先で「日本祭り」が開催される

2009年12月2日

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歌の部で優勝したDPSパニパット校チーム

11月21日(土)、デリー市内にあるデリー・パブリック・スクール(DPS)マトゥーラ・ロード校を会場に、『架け橋(Kakehashi: Children's Festival  Celebrating Indo-Japan Friendship)』という行事が開催されました。DPSは市内だけではなくインド国内各地に分校を持つ巨大組織です。このDPSの小中学校が参加して、ふだん第三言語として勉強している日本語学習の成果を、生徒が朗読や歌、習字や折り紙のコンテストという形で披露するという大きなイベントで、日本の国際交流基金も共催しています。

この学校グループには、2006年から日本語教育の青年海外協力隊員が派遣されています。現在は2代目の鈴木麻友隊員が2年間の任期を終えようとしているところです。DPSは分校が幾つかあるため、各校で日本語教育を導入するにあたって、1人の協力隊員が直接教えていてはカバーしきれませんでした。そこでDPSは、各校から日本語教師として育成したい教師を選抜し、その教師に協力隊員が日本語を指導し、かつその教師が学校に戻って行なう授業も隊員が見学して助言を行なうという形での協力を日本に要請してきました。前任の広瀬かおり隊員から鈴木隊員に引き継がれた教員指導の結果、各校から選ばれた日本語教師が全員昨年までに日本語能力検定試験3級に合格しています。

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生徒と写る鈴木麻友隊員

この行事の中で、鈴木隊員はDPSドゥワルカ校の生徒のトークショーを企画しました。早くから日本語を学んできた生徒の皆さんが、日本語を学びたいと思った動機と将来の夢について、日本語で堂々と語ってくれました。また、朗読や歌のコンテストでは、JICAインド事務所の所員や他の日本語教師隊員が審査員を務めました。DPS初代日本語教師隊員であった広瀬かおりさんも現在国際交流基金ニューデリー事務所に派遣されてきており、行事に参加してこれまでの2代4年間にわたる協力隊員の活動の成果を見守りました。

DPSで日本語教育が導入されてからほぼ4年が経とうとしていますが、わずか4年でここまで日本語がDPSの生徒の間で普及し、「日本祭り」といったイベントに繋がったというのは驚くべきことです。JICAは今後もDPSへの日本語教師隊員の派遣を続けていく予定です。

(文:インド事務所・山田)