貨物専用鉄道建設事業(Dedicated Freight Corridor)フェーズ1 エンジニアリング・サービス・コンサルタント契約の締結

2010年5月24日

急速な経済発展に伴い、インドでは鉄道の貨物輸送量が急激に増加しており、特に輸送量の多い「黄金の四角形」を形成するムンバイ〜デリー間(西回廊)/ルディアナ〜ソンナガル間(東回廊)の貨物新線の整備・強化は喫緊の課題となっています。

こうした課題に対応するため、JICAは貨物新線の実現可能性を検討するため2006年5月からムンバイ〜デリー間(西回廊)/ルディアナ〜ソンナガル間(東回廊)の貨物新線の整備計画(総延長約2,800km)の策定を目的とする開発調査「幹線貨物鉄道輸送力強化計画調査」を実施しました。その後、デリー・ムンバイ間約1,500kmの西回廊のうち優先区間の約950kmの区間を対象とした「貨物専用鉄道建設事業」(I)(エンジニアリング・サービス)借款契約(貸付限度額26億600万円)を昨年10月に、同事業(II)の借款契約(貸付限度額902億620百万円)を本年3月にインド政府とJICAとの間で締結しました。

借款契約締結後、実施機関Dedicated Freight Corridor Corporation of India Limited(DFCCIL)は、エンジニアリング・サービス・コンサルタントの選定手続きを進めておりましたが、5月12日には日本工営・海外鉄道技術協力協会・PBジャパン・日本工営インドからなるコンソーシアムとDFCCILとの間で契約が締結されました。契約締結式典には、DFCCILコール社長、インド鉄道省ショクラ局長、日本工営角田代表取締役副社長が出席しました。

本事業は日本企業等の対印直接投資を促進するため、デリー・ムンバイ間にインド最大の産業ベルト地帯を作るという、総合産業インフラ開発プロジェクト「デリー・ムンバイ産業大動脈(DMIC)構想」の屋台骨となるプロジェクトです。本プロジェクトが具体的に動き出すことにより、現在計画中の様々な事業が、構想段階から実現へ向けて第一歩を踏み出すことが期待されます。