プロジェクトの総決算となる「Learning Convention」を開催:VLFMプロジェクト

2013年3月13日

2013年3月12日、5年7ヵ月におよぶVLFMプロジェクトの活動を総括する位置づけとなる「インド製造業固有の競争力の創生」と題する第5回の成果発表会および上級幹部コースの第6回コース修了式がニューデリーで開催されました。成果報告会ではプログラム参加者からの成功事例発表では恒例の「夜店方式」による説明が行われたほか、過去最大の修了者数となる80名の上級幹部コース参加者に対し修了証の授与が行われました。
また、これまでのプロジェクトの辿った経緯や成功要因、今後インド側によりプログラムが継続されていくに際して継承されていくべき要素、具体的な成功事例ケース・スタディの再録などから構成される書籍「Creating Leaders in Indian Manufacturing」(司馬正次/カルパナ・ナライン著)の完成を受け、この場で序文が参加者に共有・配布されました。

さらに、同発表会では産業アーキテクチャ論からの日本のものづくり研究で著名な「東京大学ものづくり経営研究センター」センター長の藤本隆宏東京大学大学院教授を迎え、「Creating Good Flow of Good Design Information-Toward Indian-Japanese Knowledge Sharing on Monozukuri」と題した特別講演も行われました。30年間で2000以上もの製造業の現場を訪問した経験と実践に裏付けられた各国との比較からみたインド製造業の強みの分析や将来の発展への示唆に富んだ講演に、民間企業等からの日本側からの参加者約30名を含む総勢150名余りの参加者が熱心に聞き入りました。同発表会の直前にはインド側産官学の関係者と藤本教授によるクローズド・ワークショップも行われ、インド政府からは計画委員会委員のアルン・マイラ氏や複数の中央省庁次官級の政府高官、産業界からはインド産業連盟のチャンドラジット・バナジー事務局長ならびに多数の企業経営者が参加し、講演と活発な意見交換が行われました。

2013年3月25日をもってJICAのVLFMプロジェクトは終了しひとつの区切りを迎えることになりますが、VLFMプログラムの各コースはインド側関係者により今後も継続されていきます。この実施基盤をさらに強固なものとし、かつ時代の要請に沿ったコンテンツを加えていくための技術協力プロジェクト「包括的成長のための製造業経営幹部育成支援プロジェクト」が2013年4月から3年間の予定で開始されます。今後のインドの製造業のさらなる発展と変革に向け、関係者の新たなチャレンジとそれに伴う新展開がますます期待されます。

関連サイト

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熱気溢れる会場

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藤本教授の講演

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修了者からの成功事例の発表

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修了証の授与

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参加の全体集合写真:日本側の企業関係者も多数参加しました

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藤本教授とインド側関係者によるクローズド・ワークショップの様子

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インド国家製造業競争力委員会のMember SecretaryのAjay Shankar氏(左)と司馬チーフアドバイザー(右)による書籍発刊の模様

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プロジェクトが辿った軌跡と得られた教訓の集大成となる書籍「Creating Leaders in Indian Manufacturing」