JICAの支援によってバンガロールメトロ東西線が全線開業

2016年4月29日

2016年4月29日、インド・カルナタカ州のベンガルールで、バンガロールメトロ(注)東西線(パープル・ライン)が全線開業しました。オープニングセレモニーには、カルナタカ州シッダラマイア州首相、インド都市開発省ナイドゥ大臣、在インド日本大使館菊田次席公使、JICAインド事務所坂本所長、そしてこの日を待ちわびた大勢のベンガルール市民が参加し、盛大に行われました。

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開業式典で走行した車両

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開業したVidhana Soudha駅構内

今回開業したのはM. G. ロード駅とマガディ・ロード駅を結ぶ4.8kmの地下区間となり、既に部分開業していた区間とあわせ、東西線(パープル・ライン)の全線開業となります。今回の開業によって、市内中心部がメトロで接続され、移動時間の短縮、市内の交通渋滞の緩和や大気汚染の緩和等の効果が期待されます。

国際協力機構(JICA)は本メトロ事業の整備を支援しており、これまで、2006年と2011年の二度にわたって低金利で返済期間の長い譲許的な条件の融資である円借款が供与され、支援額の累計は655億円になります。

本事業のコンサルティングサービスはオリエンタルコンサルタンツグローバルが実施し、また、車両は三菱商事/三菱電機、トンネル掘進機は日立造船が納入しており、高品質の事業管理、安全管理、低消費電力車両、高性能シールドマシンといった日本企業による先進的な技術の導入が図られています。これら技術の導入によって、安全、快適で信頼性の高い「質の高いインフラ」が導入されると同時に、インドの先進技術を扱う技術者育成にも貢献しています。

JICAは、途上国の持続的開発を後押しする基盤インフラ整備を支援しており、インドの都市鉄道分野では、ベンガルールに加えて、デリー、コルカタ、チェンナイ、ムンバイ、アーメダバードといった大都市でもメトロ建設を支援しており、交通渋滞や大気汚染の緩和を通じた、地域経済の発展や都市環境の改善を後押ししています。

(注)2014年11月にバンガロール(Bangalore)は同州の公用語カンナダ語の発音に基づくベンガルール(Bengaluru)に改称されましたが、プロジェクト名やメトロ建設を行う事業会社名は、「バンガロール」のままとなっています。

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バンガロール・メトロ 路線図