ハイデラバード外環道路建設事業全線開通

2016年8月3日

2016年7月15日、インド・テランガナ州ハイデラバード市でハイデラバード外環道路の完工式典が行われました。完工式典はハイデラバード成長回廊公社により執り行われ、K.T.Rama Raoテランガナ州市政・都市開発大臣はじめ、テランガナ州市政・都市開発都市局M G Gopal特別首席次官、ハイデラバード都市圏開発公社T.Chiranjeevulu都市圏局長、ハイデラバード成長回廊公社Sweta Mohanty事務局長、在インド日本国大使館古橋季良参事官、JICAインド事務所Sanjeev Moholkar所員、古橋桃子所員などの関係者が出席しました。

ハイデラバード市中心部では、放射状にインドの東西・南北を結ぶ主要幹線道路が交差しています。これにより市内移動目的の自家用車やバスに加え、市内を通過するだけの車両が多数市内に入ってくるため、深刻な交通渋滞が引き起こされています。ハイデラバード外環道路はこのような状況を受けてテランガナ州政府が建設したもので、総延長約160kmの北東部約70kmの区間に対して、低金利で返済期間の長い譲許的な条件の融資である円借款が供与され、支援額の累計は839億円です。ハイデラバード外環道路の建設により、増加する道路交通需要に対応し、その周辺で計画されている開発地区へのアクセス向上および市中心部における交通渋滞が緩和されることが期待されます。

本事業では外環道路のほか、外環道路と内環道路を結ぶ10の放射道路の建設や、高速道路管理システム(HTMS)や料金管理システム(TMS)などの高度道路交通システム(ITS)の導入も行われています。この中で、日本工営株式会社がコンサルタンティングサービスを実施し、ETC関連機器は三菱重工株式会社が納入しており、日本のプロジェクト・マネジメントに係る技術移転や、日本技術を用いた質の高い支援が行われております。また、ITSについては「ハイデラバード都市圏におけるITS導入実施支援調査」や「ハイデラバード外環道路建設事業ITS導入支援プロジェクト」を通してマスタープラン策定やITS運営管理体制の構築支援等も行われ、本事業との相乗効果も見込まれます。これらの事業により、ハイデラバード都市圏全体の道路網の効率性向上を後押ししています。

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完工式の行われたGhatkesar IC料金所

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今次完工した8車線の環状道路

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