JICAの支援を受けてチェンナイメトロ1号線が部分開業

2016年9月21日

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開業式典の様子

2016年9月21日、インド、タミル・ナド州のチェンナイで、チェンナイメトロ1号線の空港駅-リトル・マウント駅区間が部分開業しました。オープニングセレモニーには、タミル・ナド州ジャヤラリータ州首相、インド政府ナイドゥ都市開発大臣、在チェンナイ日本国総領事館馬場総領事、JICAインド事務所坂本所長、そしてこの日を待ちわびた大勢のチェンナイ市民が参加し、盛大に行われました。

今回開業したのは空港駅とリトル・マウント駅を結ぶ約9kmの高架区間です(今回開業した区間を通る駅は1)Airport駅、2)Meenambakkam Metro駅、3)Nanganallur Road駅、4)Alandur駅、5)Guindy Metro駅、6)Little Mount駅の6駅)。今回の開業によって、2015年に開業したコヤンベドゥ駅とアランドゥール駅を結ぶ区間の沿線に位置するチェンナイ最大のバスターミナルであるCMBTとチェンナイ国際空港がメトロで接続されることになり、移動時間の短縮、交通渋滞の緩和や大気汚染の緩和等の効果が期待されます。

事業完成時には、チェンナイ市内の大幅な移動時間の短縮が期待されます。例えば、チェンナイ市街にあるチェンナイ・セントラル駅からチェンナイ空港までの移動時間は、非ラッシュ時でもバスで1時間程度かかりますが、メトロを使うと30分以下に短縮される見込みです。

国際協力機構(JICA)は本メトロ事業の整備を支援しており、これまで、2008年、2010年、2013年、2016年の四度にわたって低金利で返済期間の長い譲許的な条件の融資である円借款の貸付契約に調印してきており、現在の支援額の累計は1,503億円となります。

本事業のコンサルティングサービスは八千代エンジニヤリングを含む共同企業体が実施し、また、自動料金収受システムは日本信号が納入する等、日本企業による先進的な技術の導入も図られています。これら技術の導入によって、安全、快適で信頼性の高い「質の高いインフラ」が導入されると同時に、インドの先進技術を扱う技術者育成にも貢献しています。

JICAは、途上国の持続的開発を後押しする基盤インフラ整備を支援しており、インドの都市鉄道分野では、チェンナイに加えて、デリー、ベンガルール、コルカタ、ムンバイ、アーメダバードといった大都市でもメトロ建設を支援しており、交通渋滞や大気汚染の緩和を通じた、地域経済の発展や都市環境の改善を後押ししています。

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車両を運転するドライバー

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開業式で走行した車両

チェンナイメトロ 路線図

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