ネパール連邦民主共和国における地震被害に対する国際緊急援助隊(活動報告1)

2015年5月1日

古都バクタプールにおける捜索活動

ネパール軍と協力して捜索活動する救助チーム

現地に到着した医療チーム

4月25日(土)にネパール連邦民主共和国で発生したマグニチュード7.8の大地震により、首都カトマンズを含む広い範囲で甚大な被害が生じています。JICAはネパール政府からの要請に基づき4月26日に救助チームを、28日には医療チームを現地に向けて派遣しました。

1. 救助チームの活動の様子
国際緊急援助隊救助チームは28日に現地入りした後、即、地元の軍や警察を支援する形で救助活動を開始、世界遺産にも登録されているカトマンズ市内の旧王宮(ハマヌン・ドガ)近辺のクリシュナマンディール寺院で懸命の捜索救助活動を実施しました。活動中、一名の要救助者を発見しましたが、その後、死亡が確認されました。地元の軍とも協議し、30日、このサイトでの捜索活動を終了しました。

また、ネパール軍からの要請で、JDR救助チームの構造専門家が旧王宮建築物の耐震性を評価しました。

30日以降、日本の救助チームは古都バクタプールが活動地として割り当てられ、救助犬も導入して捜索活動を実施中です。

2. 医療チームの活動の様子
28日に日本を出発した医療チームは29日中にカトマンズに到着し、直ちにネパール政府、国際機関等と現地の医療ニーズ、活動地域等について協議を行いました。今回派遣された日本の医療チームは、従来の基本的な診療に加え手術、透析などの高度な医療ニーズを満たせる機能を有するチームであり、ネパール政府から高い期待を寄せられています。

30日には首都カトマンズの病院でチームの医師、看護師が手術支援を行いました。また、カトマンズの北東に位置するシンドゥパルチョーク郡のバラビセ村の医療ニーズが高いとの情報から、ネパール政府からの依頼に基づきチームの一部が同地域に向かい現地の状況を確認しています。

今後、医療チームはネパール政府等と協力しつつ、地方を含む医療ニーズの高い地域で本格的な活動を開始していきます。

3. その他
JICAは医療チーム、救助チームの派遣に加え、約2,500万円相当の物資供与を実施しています。