スリランカにおける豪雨災害に対する国際緊急援助隊(専門家チーム)の帰国

2017年6月14日

スリランカ民主社会主義共和国における豪雨災害被害を受けて、JICAが派遣した国際緊急援助隊(専門家チーム)が6月11日に帰国しました。

チームは、洪水・土砂災害被害現場の踏査や政府関係者との協議・情報収集等を踏まえ、今後の防災対策に向けた提言を検討しました。9日にアベイコーン大統領補佐官、ソイザ灌漑・水資源管理大臣に対して、10日にヤーパ災害管理大臣に対して、活動結果および提言事項を報告しました。

チームからは、スリランカ政府への提言として、国家方針としての防災分野への投資強化、早期警報と伝達手法の強化、危険地からの住民移転の促進、新たなリスクを防止する土地利用規制の促進、水文及び斜面の観測の強化、「仙台防災枠組2015-2030」に沿ったリスク評価と地域防災計画の策定の重要性について報告しました。JICAは今回の災害発生前より災害管理省と協議を重ね、将来スリランカ政府が取り組むべき対策をまとめた防災ロードマップの作成を進めてきており、同計画の着実な実施を通じたリスク削減やBuild Back Better(単に復旧するのではなく、災害に強いより良い地域社会の復興を目指す)の重要性についても意見交換を行いました。

これに対し、アベイコーン大統領補佐官は専門家チームの活動への謝辞とともに今後スリランカにおいても関係省庁が連携し、今回と同様に防災の取組に関する対話・協議を行ってまいりたいとの発言がありました。また、ソイザ灌漑・水資源大臣およびヤーパ災害管理大臣からも謝辞とともにチームの提言を実行に移すための意欲が示されました。

今後もJICAは、同国の洪水・土砂災害のリスク削減を含む災害に強い国づくりに向けた支援を継続して実施していきます。

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ヤーパ災害管理大臣との意見交換