国際緊急援助隊・救助チーム 捜索救助技術の向上を図る技術訓練を実施

2018年10月31日

JICAは、海外の大規模災害に対して派遣される国際緊急援助隊・救助チームの捜索救助技術の向上を図る技術訓練を10月22日から10月27日まで警視庁・東日本災害警備訓練施設(立川市)およびJICA東京で実施しました。
この訓練は、被災地で効果的に捜索救助活動を行えるよう、国際基準で定める各技術と手法を確認することを目的としており、警察庁、消防庁、海上保安庁からの救助隊員、救助犬及びハンドラーに加え、医師、看護師、構造評価専門家、JICAの業務調整員など、約120名が参加しました。
初日の講義と屋内訓練ののち、2日目からは屋外で実技訓練を行いました。隊員は、機材を使って鉄筋コンクリート製の壁や梁を破壊する訓練、木組みを用いて重量物を持ち上げる訓練、ロープを使って要救助者を搬送する訓練、不安定な建物を木材で補強する訓練などで個別技術を確認するともに、倒壊建物の中に被災者がいるという想定で、捜索から医療行為を施して建物外に救出するまでの一連の救助活動を再現する訓練を行いました。
あわせて、医師、看護師からなる医療班は、狭隘空間内で活動が制約される中で被災者に対して的確に輸液等を行う研修を行いました。また、JDR派遣時にロジスティクスを担うJICAの業務調整員も、テント設営、炊き出しなどの研修を実施しました。
チームの各機能が一堂に会した訓練を通じて、派遣に備えた各技術の確認と、各機能の一層の連携強化が図られ、実り多い訓練となりました。
JICAは、今後も各種訓練を通じて、より高いレベルの救助チームづくりを進めます。

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梁を破壊する新たな手法を訓練する隊員

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木組みを用いて重量物を持ち上げる訓練

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要救助者を空中搬送する訓練

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建物を木材で補強する訓練

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救助犬に捜索を指示するハンドラー

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建物から要救助者を救出する救助隊員

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狭隘空間内で輸液の訓練を行う医療班員

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設置したテントの中で研修を受ける業務調整員