「ホンジュラス ハリケーン・ミッチ20年のつどい」式典

2018年11月6日

今から20年前となる1998年10月下旬、非常に大きなハリケーン・ミッチが中米諸国を襲いました。10月22日にカリブ海で発生したハリケーンは、カテゴリー5に拡大した後にホンジュラスに上陸し甚大な被害を発生させ、その後もグアテマラ、ニカラグア、コスタリカ、エルサルバドル、ベリーズ、メキシコ等で多くの被害をもたらしました。このハリケーンにより特にホンジュラスでは甚大な被害がもたらされ、約14,600名もの方が亡くなり、日本からは医療・防疫・輸送活動を実施するため自衛隊部隊が国際緊急援助隊として初めて海外に派遣されました。

本年はハリケーン被害後の20年目という節目にあたることから、在京ホンジュラス大使館の主催により「ハリケーン・ミッチ20年のつどい」式典が11月2日にJICA市ヶ谷ビルにおいて開催されました。
同式典では、アレハンドロ・パルマ駐日ホンジュラス大使から当時の日本の人々からの支援に対し深い謝意が伝えられるとともに、日本の国際緊急援助隊は、「数々の災害を乗り越えてきた日本の知見が生み出した」素晴らしい部隊であると言及されました。その後、パルマ大使より、国際緊急援助隊員として派遣された元隊員をはじめ、当時緊急援助に従事した外務省、防衛省、JICAの関係者やNGO、民間の方々に感謝状と盾が贈呈されました。

また、当時の在ホンジュラス大使館の伊藤元大使からは、当時の協力隊員たちがホンジュラスで経験した心温まるエピソードを語られ、ホンジュラスの方々の心の中に、日本国民の連帯の気持ちが20年の月日を経てもなお記憶に残っていることへの深い感謝が述べられました。その後、在日ホンジュラス人のアルフレッド・ボニージャさんからは、幼い頃憧れたアニメを生み出した国日本が、我々を助けに本物のヒーローを派遣してくれたと当時の国際緊急援助隊の印象が語られました。また、ハリケーンにより落橋してしまった故郷へと続く橋が日本の協力により再建設されたことにも触れ、緊急援助のみならず、復興に至る支援まで行った日本の活躍を我々ホンジュラス人は決して忘れない、と本会が締めくくられました。

JICAからは当時外務省の担当課長であった越川副理事長が出席し、国際緊急援助隊として初の自衛隊派遣を行った経緯を披露するとともに、被災後20年の長い時間を経てなお日本の支援を忘れずに、このような式典を開催していただいたことに対しホンジュラスの関係者に感謝と敬意を表しました。そして、今回式典に集まった方々が受け取る感謝状は、極めて厳しい状況の中で、ハリケーンの被災者のために献身的な貢献をされたすべての日本人に対するものである、と強調しました。

JICAは「一刻も早く、一人でも多く」被災された人々を救うために、今後も被災国の人々に寄り添った迅速な国際緊急援助隊の派遣を展開してまいります。

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パルマ大使から盾を受け取る越川副理事長

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贈呈された盾

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当時の自衛隊部隊の活動の様子