ブラジル・アマゾン森林火災に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-

2019年9月24日

署名の様子。左から佐藤洋史JICAブラジル所長、ホメロ・セルケイラICMBio総裁

引渡式列席者と展示された物資。左からペレイラ ABC長官、ビアジオニ環境大臣代行、山田駐ブラジル大使、サルガドアジア・大洋州・ロシア 二国間関係局長、佐藤JICAブラジル所長、セルケイラICMBio総裁

 ブラジル連邦共和国で発生したアマゾン森林火災に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

 ブラジルに対し供与するテントとスリーピングパッド約1000名分の緊急援助物資は、9月19日(木)にブラジリア連邦区へ到着しました。これを受けて、9月23日(月)12時(現地時間)よりブラジル国外務省にて、ブラジル側から外務省を代表してルイ・ペレイラ 国際協力庁(ABC)長官、レイナルド・サルガド アジア・大洋州・ロシア二国間関係局長、環境省を代表してルイス・ビアジオニ 大臣代行、ホメロ・セルケイラ ICMBio(シコメンデス生物多様性保全院)総裁らが出席、日本側からは山田彰駐ブラジル大使、佐藤洋史JICA ブラジル事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。

 引渡式では、サルガド局長より、日本の迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、セルケイラ 総裁からは到着した物資は早速、鎮火活動現場に配送する旨が述べられました。これに対し、山田大使からはアマゾン森林火災が一日も早く収まることを希望する旨、発言がありました。

 なお、今回供与した援助物資は、すでに最前線で鎮火活動にあたっている関係者に配布が始まっており、先方関係者からは「テントが想像以上に大きく、快適だ」「これでよく夜も休める」といった喜びの声が届いています。

以上