イランにおける水害に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-

2019年4月15日

イラン・イスラム共和国で発生した水害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

イランに対し供与する緊急援助物資は、4月12日に首都テヘランへ到着しました。翌13日15時(現地時間)より赤新月社救済組織倉庫にて、イラン側からファラーザンデ外務省アジア太平洋局長及びサリーミー赤新月社救済組織長らが、日本側から齊藤貢駐イラン大使及び小林雪治JICAイラン事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。

引渡式では、ファラーザンデ局長及びサリーミー組織長より、日本の迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、到着した物資は早速、被災地に配送するとともに、災害が多いイラン・日本両国の協力体制を強化していきたい旨が述べられました。これに対し、齊藤大使及び小林所長より今回の水害が一日も早く収まることを希望するとともに、伝統的友好関係を有する両国の協力関係を強化していきたい旨、発言がありました。

なお、今回供与した援助物資は、同国政府により赤新月社を通じて被災者に届けられます。

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引き渡し式の様子

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赤新月社救済組織倉庫に到着した物資と日本・イラン関係者