コンゴ民主共和国東部におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チームの派遣について

2019年8月20日

今般、JICAは日本政府の決定を受け、コンゴ民主共和国東部におけるエボラ出血熱の流行に対し、下記のとおり国際緊急援助隊・感染症対策チームを派遣します。

1. 背景
コンゴ民主共和国北キブ州及びイツリ州における第10次エボラ出血熱流行は,昨年8月の発生から1年以上経つ今も収束の気配を見せておらず、本年7月16日(現地時間)、WHOは現状が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当する旨宣言しました。WHOの発表によると、8月17日時点の症例数は2,877件、その内死亡数は1,926名が報告されています。

2. 対応
今般、JICAは日本政府の決定を受け、現地で活動中の調査チームを8月19日より国際緊急援助隊・感染症対策チーム一次隊として活動に従事させ、同国へ国際緊急援助隊・感染症対策チーム二次隊を派遣します。二次隊は、23日に現地に向けて出発する予定です。

同チームはコンゴ民主共和国政府や国際機関と協力しつつ,同国において,感染拡大を防ぐための検疫強化等の活動を行う予定です。