コンゴ民主共和国東部におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チームの帰国について

2019年9月10日

コンゴ民主共和国東部におけるエボラ出血熱の流行に対し、同国政府からの要請を受け感染の拡大を防ぐため、8月24日に以下任地で活動を開始した国際緊急援助隊・感染症対策チーム二次隊は、現地での任務を9月6日に終了し、9月9日までに全員帰国しました。

(1)チョポ州キサンガニ
•検疫官、医療従事者及び公衆衛生担当者を対象にして、エボラ出血熱サーベイランス体制、安全な診療、検疫体制の強化のために、感染症の個人用防護具等の着脱方法や非接触型体温計の使用方法、手指衛生の徹底等についての研修を実施。
•流行地域との往来の多いマドゥラの検疫ポイントを移設・拡充し、手洗い器具、テント、机、椅子等機材を供与する支援を実施。

(2)キンシャサ
•首都圏の検疫官及び空港職員に対するサーベイランス、検疫、診断能力の強化のための研修を実施。

このチームの行った支援に対しては、コンゴ民主共和国政府からも謝意が表明されています。

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医療機関指導者への感染管理研修 (キサンガニ)

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病院・保健所の院内感染管理の評価・支援 (キサンガニ)

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検疫官への研修 (キサンガニ)

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マドゥラ検疫所の整備 (キサンガニ)

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検疫官への研修 (キンシャサ)

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現地メディアによる隊員の取材 (左:隊員、右:JICA所長)