堂道副理事長がミンASEAN事務総長と会談

2013年11月11日

会談後、握手を交わすミン事務総長(右)と堂道副理事長

堂道秀明JICA副理事長は11月7日、JICA本部(東京都千代田区)で、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局のレー・ルオン・ミン事務総長と会談しました。

今年は日本とASEANの友好協力40周年に当たり、12月に東京で開催される「日・ASEAN特別首脳会議」に合わせ、ASEAN経済共同体(AEC)(注1)形成10年後に想定される課題を検討するJICA主催の「ASEAN2025」シンポジウムも予定されています。ミン事務総長は「日・ASEAN特別首脳会議」に出席予定のほか、シンポジウムへの出席も予定しています。

冒頭、堂道副理事長は、このシンポジウムへのミン事務総長の参加に感謝の意を述べるととともに、事務総長の出身国であるベトナムと日本とのパートナーシップについて触れ、アセアン工学系高等教育ネットワーク(AUN/SEED-Net)(注2)を通じた人材育成や、防災分野での協力について、今後も継続した対応が必要との認識を示しました。

ミン事務総長は、JICAのASEAN各国に対する多大な協力に謝意を表し、中でも、津波、メコン川洪水、台風など、防災への取り組みに対する日本の貢献と、経済統合と格差是正のために重要なAUN/SEED-Netを通じた教育分野における支援に感謝していると述べました。また現在、2015年のAEC形成に向けた手続きの調和化などに取り組んでいることを紹介しました。

これに対し堂道副理事長は、ASEANは堅調な経済成長を続けており、世界の成長の中心となっているとした上で、AEC形成に向けては、インフラの整備は進んでいるものの、それらを支える制度面や、サービス分野への対応が必要であること、将来を見据えた上で残る課題を特定し、日・ASEANで取り組んでいく必要があるとの認識を述べました。


(注1)安全保障共同体、社会文化共同体とともに、2015年設立を目標とする三つのASEAN共同体の一つ。
(注2)ASEAN10ヵ国における各国拠点大学の教育・研究能力の向上、工学系人材の育成と日本−ASEAN各国間における教育の人的ネットワークを確立することを目的としたプロジェクト。