堂道副理事長が南アフリカ共和国のラマポーザ副大統領と会談

2015年9月2日

堂道副理事長(左)とラマポーザ副大統領(右)

堂道秀明JICA副理事長は、8月24日、 政府招待により来日した南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ副大統領と会談しました。故マンデラ大統領の「右腕」と言われ、南ア民主化の功労者としても知られる同人は、人格、ビジネス感覚に優れたアフリカの実力派指導者として注目されています。

冒頭、堂道副理事長は、JICAは、アフリカのインクルーシブかつダイナミックな成長に貢献するために、広域支援として南部アフリカ電力マスタープランや南北回廊等の回廊開発、「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」(ABEイニシアティブ)や産業人材育成センター等を通じた人材育成、科学技術協力などを推進していく旨、述べました。

これに対しラマポーザ副大統領は、インクルーシブな開発を通じて社会全体の人間性を高め、産業振興を見据えて人材開発に力を入れるJICAのアプローチを高く評価すると同時に、ABEイニシアティブのような修士課程研修に加え、溶接等の熟練工の育成についても期待を述べました。また、海洋経済の重要性を指摘し、協力を要請するとともに、TICAD(アフリカ開発会議)を高く評価し、アフリカ開発促進にむけた両国のパートナーシップの重要性について言及しました。

これを受けて堂道副理事長は、アフリカ開発への連携を強化するためにも南アへの協力を拡大したいと述べ、熟練工育成と海洋経済への協力についても検討したいと応じました。

南アフリカのABEイニシアティブ研修員たちともに

続けて堂道副理事長は、昨年来日し企業インターンシップを実施中の南アフリカのABEイニシアティブ研修員6名を紹介しました。「彼らは将来の日本からの投資と技術移転のフォーカル・ポイントです」との紹介を受けたラマポーザ副大統領は、「君達と会えたことは訪日のハイライト。港湾、インフラ、エンジニアリングの各分野で日本の先端技能を吸収し、貧しい同胞達のためにも必ず南アに帰って国造りに貢献して欲しい」と研修員たちを激励し、会談が締めくくられました。