第1回 KOICA-JICA国際ボランティアフォーラム(1st KOICA-JICA Forum on International Volunteering)

2016年7月1日

概要

会議名:第1回 KOICA-JICA国際ボランティアフォーラム(1st KOICA-JICA Forum on International Volunteering)
開催日:2016年7月1日(金)
主催:JICA、KOICA(Korea International Cooperation Agency)共催
場所:大韓民国ソウル市、KOICA本部

主な参加者

主な登壇者:
キム・インシク(KOICA 総裁)
柳沢香枝(JICA 理事)
リチャード・ディクタス(国連ボランティア計画 事務局長)
シーソンブン・ウナボン(ラオス計画投資省国際協力局 局長)
ホセリート・C・デベラ(フィリピンボランティア調整局 局長)
アマンダ・ムクワシ(国連ボランティア計画 ボランティアナレッジ&イノベーション部長)
岩上憲三(JICA 青年海外協力隊事務局 審議役)
岡部恭宜(JICA研究所 客員教授/東北大学 教授)
ソン・ジカン(北京ボランティアサービス連合(BVF:Beijing Volunteer Service Federation)開発研究会 事務次長/北京総合大学 准教授)
テレンス・ジュン・トリアノ(カリボー地方防災計画室 室長、ボランティア受入機関)
ソン・ジェラン(サムソンCSRチーム アシスタントマネージャー)
テイン・ギ(西ヤンゴン技術大学専門技術者、ミャンマー技術評議会)
ラメッシュ・カント・ポーデル(ネパール赤十字社 長官)
羽田達矢(JICAボランティア フィリピン 防災・災害対策)

参加者:
TICA(Thailand International Cooperation Agency)
韓国内NGO、有識者、民間企業、学生、ボランティア等 約150名

背景・目的

2015年10月にJICAがホストした「国際ボランティア会議(IVCO 2015)」にて、東京行動宣言(Call to Tokyo Action)がまとめられ、国際ボランティア団体が連携を強化して持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むことが合意された。
この東京行動宣言の推進と、アジア地域のボランティア団体の知見の発信拡大を目指し、KOICA-JICA共催による国際フォーラムの開催を決めたもの。本会議は、SDGsに関するアジア初の国際ボランティア事業会議となった。また、IVCO 2015(東京行動宣言)を踏まえた具体的なアクションの一つであることから、他国際ボランティア関連機関や関係者からも期待が寄せられた。

内容

本フォーラムは、KOICAキム総裁、JICA柳沢理事の歓迎の挨拶から始まった。ディクタス事務局長は基調講演の中で、アジアにおける主要な国際ボランティア派遣団体であるKOICAとJICAがSDGsに向けて一層連携していくこと、世界にアジアの知見を発信することの重要性に触れ、両機関によるさらなるSDGsへの貢献に期待を寄せた。
主要セッションの要旨は以下の通り。

1.ボランティア事業におけるSDGsへの取り組み(KOICA、JICA、BVF)
各機関より、SDGsへ向けた新たな取り組み等を紹介した。JICAからは、技術支援の強化、国内外のボランティア活動の連動等、新たなイニシアチブを紹介。

2.フィリピンの災害リスク管理を事例としたコミュニティの能力強化(JICAリードセッション)
羽田JICAボランティア(27年度1次隊 防災・災害対策)および、ボランティアを受入先であるカリボ地方防災計画室トリアノ室長から、災害に対するコミュニティの防災能力強化の取り組みを発表。その後、フィリピンおよびラオスの援助窓口機関の代表を加え、コミュニティへのアプローチにおけるボランティア関与の重要性について議論した。議論の中では、コミュニティでの信頼を得た上で、周縁化された人々にも届く支援を柔軟かつ創造的に行うことができるボランティア事業の優位性が確認された。

3.ボランティア事業における官民連携(KOICAリードセッション)
サムソンやメガボックス(映画制作会社)のCSR事業を通して、住民啓発やコミュニティ強化を目指すKOICAのプロジェクトを紹介。企業側より、ボランティア事業と連携することで、コミュニティのニーズを的確に把握しサービスを提供できること、また活動に対する社会的な信頼獲得等の優位性が共有された。

4.ナレッジ蓄積・インパクト測定(UNV、JICA、KOICA)
東京行動宣言における重要項目の一つであるボランティア事業の効果・インパクト測定というチャレンジングなテーマに対し、各機関がそれぞれの視点から発表。聴衆の学生やNGOからも質問が投げられ、活発に議論が交わされた。

本フォーラムを踏まえ、「国際ボランティア会議(IVCO 2016)」(2016年10月、テーマ:Resilience)でのアジア地域からの情報発信とともに、ボランティア研究におけるUNV-KOICA-JICAのさらなる連携が期待されている。
次回(第二回)のフォーラムは、2018年に東京で開催予定。

関連リンク

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KOICA キム総裁(Welcome Remarks)

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JICA 柳沢理事(Welcome Remarks)

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羽田JICAボランティア、トリアノ室長、モデレーターのアルカンパド所員(フィリピン)

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セッション4でボランティア研究を紹介する岡部JICA研究所客員研究員(東北大学)

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登壇者と主な参加者