中国・人材育成事業フォローアップ会合

2016年11月8日

概要

会議名:中国・人材育成事業フォローアップ会合
開催日:2016年11月8日(火)
主催:国際協力機構(JICA)中華人民共和国事務所、後援:在中国日本国大使館
場所:中国(北京)。在中国日本国大使館。

主な参加者

【登壇者】(敬称略)
・林禎二(在中国日本国大使館経済部長)、花井郁子(同経済部一等書記官)、菊池信太郎(同広報文化部一等書記官)
・高橋耕一郎(国際交流基金北京日本文化センター所長)
・李清(科学技術振興機構北京代表処副所長)
・廣田薫(日本学術振興会北京代表処所長)
・駒見一善(立命館国際連携室副室長)
・西野俊浩(国際開発センター主任研究員)
・中里太治(JICA中華人民共和国事務所長)、川村怜子(同主任調査役)

【参加者】
中国各省教育庁、大学関係者他、約60名が参加。

背景・目的

【背景】
我が国は2002〜2015年の13年間、中国内陸部を中心とした22省・約200大学を対象に、円借款総計約988億円を通じて、1)校舎建設や実験資機材の調達(=ハード面支援)、2)大学教官や大学事務局職員の訪日研修(=ソフト面支援)を実施。特に2)については、総計5,050名の教職員が訪日研修を受けるに至った。
日本の対外ODA全体と比較しても、これだけ大規模且つ多数の大学を対象に、ハード面・ソフト面双方の支援は初めてであった。

【目的】
事業完成後も、本事業対象となった各省教育庁や大学からは、「訪日研修で得た知識・経験を活かして、日本の大学との協力を継続していきたい」、「円借款が終了した後も引き続き、訪日研修や日本の大学への留学の機会を得たい」との意見が聞かれていた。
北京に駐在している日本の関係機関では、それぞれ日本への招へいプログラム、留学制度、共同研究助成制度等を有している。今般、フォローアップ会合を開催し、これらの日本の関係機関より各種制度の説明を行う。また、円借款事業を通じてJICAが築いた中国の大学とのネットワークを、日中間の教育研究分野での交流に携わる他の日本の組織にも拡大させ、日中間の教育研究分野での交流をさらに促進させる。

内容

【セッション1:人材育成事業の効果の存続に向けて】
対象となった22省の事業のうち、19省について事後評価を実施したところ、ほぼ全事業の効果が「非常に高い」との評価を受けた。4省の事後評価を担当した西野氏は、「特に、円借款による支援を通じて、『教育・研究基盤の強化→学科数の拡充、これまで実施できなかった実験・研究が実施可能→研究プロジェクト・委託事業の獲得拡大、新規人材の獲得、日本等の海外大学との連携促進→教育・研究成果の向上→大学院の設置・強化、財政強化→さらなる教育・研究基盤の強化、人材・プロジェクトの獲得』という好循環を実現することができた。今後は、訪日研修や大学間交流を通じて培ったアセットを活用していくことが日中双方にとって重要である。」と指摘した。

【セッション2:日中大学間の交流のさらなる発展に向けて】
各機関の発表者より、招へい制度、留学制度、共同研究助成、日本語教育、日本研究、知的交流等への各種支援プログラムの紹介があった(詳細は会合資料を参照)。また、立命館大学の駒見氏は、約10年間に亘り本事業の訪日研修生949名を受け入れたことにより、国際化に向けて立命館学内への影響(全面的な交流の拡大)、中国の大学とのネットワーク形成等の大きな効果があったと説明した。
本会合では、関係者が情報提供や意見交換する場となる中国版LINEの微信(wechat)のグループが立ち上げられ、今後も活用されていくことが期待される。

資料

関連リンク

人材育成事業(円借款)

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全体写真

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各機関の発表を熱心に聴く参加者

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昼食レセプションにて登壇した方々を再度ご紹介する様子

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昼食レセプションにて日中参加者が交流する様子