南南・三角協力ワークショップ

2017年5月4日

概要

会議名:南南・三角協力ワークショップ
開催日:2017年5月2日(火)〜4日(木)
共催:ケニア政府、国連南南協力事務所、JICA、UNDPケニア事務所
場所:ケニア・ナイロビ

主な参加者

ムワンギ・キウンジュリ ケニア地方分権・計画省大臣
マチャリア・カマウ ケニア国連大使
ホルヘ・チェディエック 国連南南協力事務所長
佐野景子 JICAケニア事務所長、他

背景・目的

(1)JICAは、国連南南協力事務所(UNOSSC)との間で、南南協力EXPOの主要イベントである「開発協力局長級ハイレベル会合」の共催、南南・三角協力事例集の出版等のほか、2012年〜2014年度にはJICA、UNOSSC、ブラジル援助庁の共催により南南協力マネージメント能力強化プログラムを実施し、南南・三角協力の促進のため様々な協力を行ってきている。

(2)この一環として、東アフリカ諸国を始めとするアフリカ、アジア、中南米各国政府・機関において南南協力を担当する関係者(マネージャークラス)を対象に、南南・三角協力の管理・促進に関するナレッジ共有を目的としたワークショップを開催。

内容

南南・三角協力ワークショップは3日間にわたって開催され、ケニア政府関係者を含め16か国の政府及び政府機関、国連、地域機関、学会、NGO、民間セクターの関係者ら100名以上が参加し、南南・三角協力の制度化と促進、評価、イノベーションの事例等について経験の共有及び議論を行った。開会式では、佐野JICAケニア事務所長が挨拶し、効果・効率的な開発協力実施のためには南南・三角協力が持つナレッジ共有、資源動員、相互理解の醸成など価値が強調されるべきであると指摘した。佐野所長は、また、長年にわたるJICAの南南・三角協力の経験に触れ、JICAは南のパートナー国や受益国のオーナーシップを支援し続けているとし、JICAの人材ネットワークは南南・三角協力促進のカギとなると述べた。チェディエックUNOSSC所長は、JICAと共に南南・三角協力の推進のために国連南南協力EXPOや、ブラジルで能力強化セミナーを開催してきていることを紹介し、今回のワークショップを通じてアフリカ諸国の能力強化を図りたいと述べた。ケニア政府からは、ケニアのみならずアフリカ諸国の開発計画においても南南協力は不可分なものとなっているとし、また、昨年ナイロビで開催されたGPEDC第2回ハイレベル会合で南南協力のスケールアップについて議論したと述べた。ワークショップでは、JICAケニア事務所の丹原一広次長が登壇してアフリカにおける地域展開の事例として中等理数科教育強化計画プロジェクトを紹介。また、科学技術イノベーションの役割のセッションでは、箕谷優企画部参事役からTAISHIN(耐震)プロジェクトを紹介した。このほか、チリの参加者からKIZUNAプロジェクト、モロッコからサブサハラでの三角協力事業など、JICAとの協力による事例が多く紹介された。

参加者からは、普段知ることができない多くの経験を共有でき、また同じような課題を抱える参加者と有意義な意見交換をすることができたといった声が聴かれた。参加者は、今回のワークショップで得た経験を踏まえ、各国での南南・三角協力推進のロードマップを作成する予定。

関連リンク

【画像】

南南・三角協力ワークショップ開会式

【画像】

開会式で挨拶する佐野ケニア事務所長