国際開発金融クラブ(IDFC)運営委員会

2017年5月8日

概要

会議名:国際開発金融クラブ(IDFC)運営委員会
開催日:2017年5月8日(月)
主催:IDFC事務局・国際協力機構(JICA)
場所:JICA本部

主な参加者

出席者:
ローランド・ジラー Roland Siller(ドイツKfW開発銀行欧州・アジア担当役員)
レミー・リュウ Remy Rioux(フランスAFD総裁)
ビニシウス・ド・ナスシメント・カラスコ Vinicius do Nascimento Carrasco(ブラジルBNDES理事)
ウーゴ・サルミエント Hugo Sarmiento(ラテンアメリカ地域CAF最高財務責任者(CFO))
ハミッド・タウフィキ Hamid Tawfiki(モロッコCDG総裁)
ファリッド・マスマウディ Farid Masmoudi(イスラム圏ICD直接投資・金融局長)
北岡 伸一(JICA理事長)
広田 幸紀(JICAチーフ・エコノミスト)
その他、各機関の代表者を支援するシェルパ等11名が参加。

背景・目的

IDFCはJICAを含む先進国の二国間開発金融機関・新興国の国内開発銀行・サブ地域開発金融機関の合計23機関が加盟している開発金融機関のネットワークである(下記リンク参照)。IDFCでは、年に2回運営委員会のメンバーを集めた会合を開催し、IDFCの活動の方向性のすり合わせをしている。今次会合は、昨今の国際情勢を踏まえたIDFCの役割についての意見交換やメンバー機関が関心を有するテーマに関し設置されたワーキンググループの進捗や今後の方向性について議論すること等を目的に、事務局を務めるKfWと共にJICAが会合をホストして開催した。

内容

北岡理事長が会議冒頭の挨拶において、開発を取り巻く国際情勢に関しSDGsやパリ協定の実施の観点から国際連携の必要性を強調した。加えて、IDFCが有する多国間協調を促進する機能に期待されること、IDFCがSDGs達成のための開発資金のギャップを埋めるために民間資金動員のためのプラットフォームの役割を担える可能性を有していること等に言及した。続いて、広田チーフエコノミストは、JICAの2016年度事業実績や、アジアの経済概況、アジアのインフラ需要推計について説明した。

上記に引き続いて、昨今の国際情勢下におけるIDFCの役割について意見交換を行った。SDGsの実施、多国間協調、南南・南北のパートナーシップといった柱に基づいて、民間資金の動員、イノベーション、インフラ開発におけるキャパシティディベロップメント、外部機関とのパートナーシップの拡大、難民危機に対して果たすべき役割等が議論された。

会議の席上では、IDFCメンバー機関の所在地がプロットされた世界地図が提示され、参加者の顔ぶれと共に南北・南南という軸を越えたユニークなネットワークであり世界的な影響力が強いことが改めて確認され、今後の気候資金、持続可能な都市等をテーマとしたワーキンググループの活動を通じたメンバー間の連携の必要性についても確認した。

また、IDFC運営委員会への参加の機会を捉え、AFDリュウ総裁と北岡理事長の面談を5月6日に実施した。面談においては、IDFCという枠組みを通じた連携のみならず、AFDとJICAの今後の更なる連携の重要性を確認した。

関連リンク

【画像】

各機関代表者の集合写真。左からJICA広田チーフエコノミスト、CAFサルミエントCFO、AFDリュウ総裁、JICA北岡理事長、KfWジラー役員、CDGタウフィキ総裁、BNDESカラスコ理事、ICDマスマウディ局長。

【画像】

IDFCメンバー機関の本部所在地図がプロットされた地図(青:運営委員会メンバー、白:一般メンバー)。

【画像】

開発を取り巻く国際情勢について説明する北岡理事長。

【画像】

JICAの2016年度事業実績、アジアの経済概況とインフラ需要推計について説明する広田チーフエコノミスト。

【画像】

IDFC運営委員会のための来日の機会を捉えて、AFDリュウ総裁と北岡理事長が5月6日に面談を実施。