南南協力EXPO2017「開発協力局長級ハイレベル会合」

2017年11月30日

概要

会議名:南南協力EXPO2017「開発協力局長級ハイレベル会合」
開催日:2017年11月30日(木)
共催:JICA、国連南南協力事務所、トルコ政府
場所:トルコ共和国・アンタルヤ

主な参加者

登壇者

【開会式】
・ホルヘ チェディエック:国際連合南南協力事務所代表兼事務総長特使
・安井 毅裕:JICAトルコ事務所所長

【パネル討論会:以下は参加者抜粋】
・リチア マウィ:フィジー移動大使兼フィジー外務省太平洋諸島高等弁務官
・ロニー プラセチョ ユリアントロ:インドネシア外務省情報公共外交部部長
・室谷 龍太郎:JICA企画部国際援助協調企画室副室長
・アナ シウチ:アルゼンチン外務省国際協力部部長
・ノエル ゴンザレス セグラ:メキシコ国際協力庁計画国際協力政策部部長
・ノウレディン タベテ:モロッコ国際協力庁部長、など

背景・目的

JICAは2008年から国際連合南南協力事務所(以下、UNOSSC)と開発協力局長級ハイレベル会合(以下、DGフォーラム)を共催してきており、今回は9回目の共催となる。
DGフォーラムは、同じく2008年からUNOSSCが開催している国連南南協力EXPO(以下、南南EXPO)の最終日に開催され(南南EXPO2017は11月27〜30日に開催)、先進国・途上国の開発協力機関及び国際機関の局長級が集い、南南・三角協力の推進に向けた政策・戦略・資金確保等について意見交換が行われる。南南EXPO2017には途上国政府、国連関係者等120か国以上から800名以上が参加、DGフォーラムには130名以上が参加するなど、近年南南協力・三角協力に係る一大国際イベントとして認知されている。

今回のDGフォーラムでは、「BAPA+40(以下、注参考)に向けた南南協力・三角協力実践者の声と道筋」を主題とし、南南協力・三角協力を通じたSDGs達成方法、制度的取り決めやマネジメント能力強化、持続的開発のための域内協力、資金動員方法等について事例紹介と討論が行われた。

(注)BAPA+40:南南協力の端緒のひとつとされる1978年のブエノスアイレス行動計画(BAPA)から40周年の機会に開催される国連主催の国際会議。南南協力の新たな枠組みに合意する機会とされる。

内容

DGフォーラムの開会式では、チェディエックUNOSSC代表兼事務総長特使、安井所長が登壇。
安井所長による開催挨拶では、南南・三角協力がSDGs達成に重要であること、日本の南南・三角協力の歴史と実績、トルコ事務所による取組(トルコ国際協力調整庁との業務協力覚書、様々な分野での三角協力実績)、南南・三角協力の意義、BAPA+40に向けた本フォーラムの位置づけと重要性に言及した。
パネル討論2「南南・三角協力の制度的取り決めやマネジメントに関する能力強化」では、室谷副室長がJICAの取り組み実績、三角協力のメリット(カンボジアCMAC(地雷対策センター)を通じ日本に知見が少ない地雷対策支援等が可能、費用対効果が良い)を示しつつ、ブラジルでUNOSSCとともに実施したニーズ調査を踏まえた実施機関の能力向上プロジェクト等を参照し、マネジメント能力強化が重要と言及した。
DGフォーラムの最後にトルコ国際協力調整庁副長官から、DGフォーラムの成果が発表され、JICAを含む関係者への謝辞が述べられた。

また11月29日には、トルコ事務所・勝間田所員が平和構築セッションでパネリストとしてトルコ・シワス警察研修センターでのアフガニスタン女性警察官支援を報告した。

今回の南南EXPOやDGフォーラムは、BAPA+40の成果を明確化していくという目的で行われたが、現場の声を政策立案関係者を含めて共有する非常に良い機会となった。先進諸国からの参加者は非常に少ない中、2008年からDGフォーラムを支援してきたJICAへの評価は非常に高く、挨拶や討論会などでJICAの協力に言及されるとともにフロア外でも感謝の声を多くいただいた。
JICAは南側諸国からも高く評価されているという特殊な立場を生かしつつ、BAPA+40成果への貢献や、関係諸国との知見共有、ネットワーク強化などで、引き続き議論を主導していくことが望まれる。

関連リンク

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安井トルコ事務所長による開会挨拶

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勝間田トルコ事務所員による報告

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室谷 国際援助協調企画室 副室長による報告

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JICA展示ブース