第6回米州防災プラットフォーム会合

2018年6月22日

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馬場国際協力専門員による基調講演

2018年6月20日から22日にかけて、コロンビア国カルタヘナ市で「第6回米州防災プラットフォーム会議」が開催されました。本会議は、2015年に採択された防災の国際的指針、「仙台防災枠組2015-2030」の推進を目的に、米州の防災機関が一同に集う国際会議で、今回が6回目となります。開催の結果、米州諸国が防災力の強化に向けて、米州域内の連携強化、防災インフラへの投資、防災意識の定着に向けた市民啓発や災害弱者への対応等に取り組んでいくことを宣言した「カルタヘナ宣言」が発表されています。

JICAは、コロンビア環境持続開発省・水文気象環境研究所と共に、「洪水リスク管理」に関するセッションを開催しました。馬場国際協力専門員より、これまでのJICAの防災協力の実績と日本の河川管理の紹介、防災への事前投資(災害への事前の備え)の重要性について基調講演を行いました。

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会場の様子:200名以上が参加

続くパネルディスカッションでは、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル、ホンジュラス、コスタリカの各国から、JICAプロジェクト関係者を含む防災担当者及び有識者が登壇しました。
会場には国際機関等から200名を超す聴衆が集まり、多くの方々が議論に参加し、多様な視点から洪水対策への事前投資の重要性を再認識しました。

並行して行ったブース展示では、開催期間3日間で各国政府関係者や国際機関から約500名の来訪をいただき、JICAの中南米における防災協力を多くの方に知っていただく機会となりました。

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パネルディスカッション:JICA事業のC/PであるYuri Giustina ブラジル科学技術革新省 計画・資金管理調整官よりJICA技術協力プロジェクト「国家統合自然災害管理国家戦略強化プロジェクト」のグッドプラクティスを発信しました。