JDS中間研修を開催しました

2019年3月6日

概要

会議名:JDS中間研修
開催日:2019年3月4日(月)~3月6日(水)
主催:JICA
場所:新宿ワシントンホテル、JICA本部、JICA市ヶ谷

主な参加者

  • JDS留学生(13か国251名)
  • 北岡伸一JICA理事長
  • 谷口智彦内閣官房参与 慶応義塾大学大学院教授
  • 中村知哉グロービス経営大学院 経営研究科研究科長
  • 一般財団法人日本国際協力センター(JICE)
  • 株式会社日本開発サービス
  • JICA

背景・目的

  • JDS留学生に対し、事業趣旨の下で与えられた自身のミッションについて意識付けを行い、JDS留学生としてのアイデンティティを醸成する。
  • 国・大学・分野横断的に、日本の行政官、JICA、JDS留学生間のチームビルディングおよびネットワーキングを行う。
  • 帰国後に各国の開発課題解決と発展や政策立案に寄与するための、リーダーシップ能力の向上および、帰国後に活用できる日本の開発経験に関する知識を養う。

内容

JICAはJICE、日本開発サービスと共同で、3月4日~6日にかけて、全国各地の大学に留学している人材育成奨学計画(以下、JDS)の学生を一堂に会し、都内でJDS中間研修を開催しました。

3日間のプログラムの中では、北岡理事長による「日本の近代化(明治維新・日本近代化の原点)」の講演をはじめ、谷口智彦内閣官房参与の「岐路に立つ日本」をテーマとした講演により、日本の近代化経験や現在直面する課題への理解を深め、JDS留学生の母国の未来や発展に役立てるヒントを得ました。また、帰国後それぞれの国のリーダーとなることが期待される留学生に向け、中村知哉グロービス経営大学院 経営研究科研究科長によるリーダーシップ研修が開催され、日本的なリーダーシップの概念を学び、母国でどう生かすかを考える機会となりました。

今年で3回目の開催となるJDS中間研修のテーマは「ネットワーキング」でした。
留学生の帰国後も有効な人脈形成を意図し、国籍・地域・大学の枠を超えた留学生間のネットワーク作りとして、各留学生の専攻毎グループによるコンテスト形式でのワークショップを実施しました。また、留学生と日本のODA事業との繋がりの強化として、各留学生の専攻に応じて、外務省およびJICAの職員等との分科会を開催し、将来的に活用できる日本の行政官等との繋がりの機会を設けました。

JDSとは?

JDSは若手行政官を対象とした無償資金協力の人材育成事業として、1999年に始まり2018年度までに4300名を超える留学生が来日しています。
今回研修を受けた留学生は今年の夏に学位を取得して帰国し、日本での留学で得た知識や経験を活かし、母国の課題解決に政策面から貢献していくことが期待されています。

関連リンク

【画像】

北岡理事長による講演

【画像】

谷口智彦内閣官房参与 慶応義塾大学大学院教授による講演 質疑応答の風景

【画像】

中村知哉グロービス経営大学院 経営研究科研究科長によるリーダーシップ研修

【画像】

留学生間ネットワーキング研修にて各SDGsゴールに向けたアクションプランを作成

【画像】

JICA人間開発部職員のと保健分野を専門とするJDS留学生の課題別セッション

【画像】

北岡理事長とJDS留学生