海外港湾物流プロジェクト協議会 第1回ASEAN・大洋州ワーキンググループを開催

2019年3月15日

概要

会議名:海外港湾物流プロジェクト協議会 第1回ASEAN・大洋州ワーキンググループ
開催日:2019年3月15日(金)
共催:国土交通省港湾局、JICA
場所:JICA竹橋オフィス8F 多目的会議室

主な参加者

  • JICA 東南アジア大洋州部、社会基盤・平和構築部
  • 国土交通省港湾局産業港湾課国際企画室
  • 海外港湾物流プロジェクト協議会会員の民間企業37社、関係機関4機関の合計45名

背景・目的

現在、世界の港湾インフラへの投資需要は増加傾向にあり、特にアジアにおいては運輸部門において大幅なインフラ需要の増加が見込まれています。こうした需要を捉え、本邦企業の展開をより一層、促進する必要性が出てきています。

JICAでは、港湾分野での東南アジア・大洋州地域と日本のネットワークを強化することを目的に、“同窓生の集まり”という意味で、これまでに研修等で招聘した港湾関係の幹部職員を中心とした「JICA港湾アルムナイ」を立ち上げ、ネットワーキング化のための継続的な情報・意見交換の場を作ることを計画しており、本年6月には「JICA港湾アルムナイ」の日本への招聘事業が企画されています。

今般、JICAと国土交通省は、この枠組・機会を活用し、国土交通省の枠組みである海外港湾物流プロジェクト協議会(注)の会員企業と各国の港湾関係者との交流を通じ、情報・意見交換を行う場として利用してもらうべく、「海外港湾物流プロジェクト協議会ASEAN・大洋州ワーキンググループ」を立ち上げました。同ワーキンググループ本格始動に先立ち、活動方針や今後の計画について会員企業の意見を伺うことを目的に第1回会合を開催しました。

(注)海外港湾物流プロジェクト協議会とは
海外での港湾物流プロジェクトを官民協働で推進するため、官民の意見交換を行う場として設立され、1)官民情報の共有、意見交換 2)官民協働でのセミナー開催 3)訪日ミッションの受入れ等を行っている。

内容

ワーキンググループでは、冒頭、国土交通省港湾局より、海外港湾物流プロジェクト協議会の下にASEAN・大洋州ワーキンググループの立ち上げについて説明が行われたほか、JICAより、これまでのJICAの東南アジア・大洋州地域での港湾分野の協力実績を発信するとともに、「JICA港湾アルムナイ」の概要等について説明が行いました。

また、6月に予定されている「JICA港湾アルムナイ」の日本への招聘事業について、その際に企画されている海外港湾物流プロジェクト協議会ASEAN・大洋州ワーキンググループとの交流の内容など、具体的な活動について説明するとともに、本ワーキンググループの今後の展開やASEAN・大洋州各国の招聘すべき港湾関係者について活発な意見交換が行われ、会員企業の関心の高さが窺われました。

6月実施予定の「JICA港湾アルムナイ」の日本への招聘事業では、日本の港湾関係企業とJICA港湾アルムナイメンバー国とのネットワークの構築を目的に、海外港湾物流プロジェクト協議会ASEAN・大洋州ワーキンググループの会員企業の有する優れた技術の紹介や、JICA港湾アルムナイメンバー国の港湾分野での関心や協力ニーズの把握のための意見交換が行われる予定です。

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