ドミニカ共和国で生産性向上・女性の経済的自立にかかる国際セミナーを開催

2020年2月6日

概要

会議名:中小企業部門における生産性向上・女性の経済的自立にかかる国際セミナー
開催日:2020年2月6日
主催:商工業・中小零細企業省(MICM)、JICA
場所:ドミニカ共和国サント・ドミンゴ市

主な参加者

商工業・中小零細企業省(MICM)大臣、女性省大臣、在ドミニカ共和国日本国大使、経済企画開発省(MEPyD)、観光省、職業訓練庁(INFOTEP)、JICA帰国研修員同窓会(ADEJA)、中小企業センター、コスタリカ国立技術大学品質生産性センター(CECAPRO)、アルゼンチン国立工業技術院(INTI)、その他企業家、NGO、大学他180人以上が参加。

背景・目的

本国際セミナーは中小企業部門における生産性向上を目指した取り組みの共有および同部門における女性の参加促進をテーマに、商工業・中小零細企業省(MICM)とJICAが企画。経済企画開発省(MEPyD)、JICA帰国研修員同窓会(ADEJA)の協力も得て開催した。

内容

当日は、商工業・中小零細企業省(MICM)及び女性省の大臣をはじめ延べ180名以上が参加。ドミニカ共和国の帰国研修員によるグッドプラクティス、コスタリカ、アルゼンチンへのJICAの当該分野での協力と現況、さらに日本の事例を発表することで、中小企業部門における各国での経験を共有する貴重な機会となった。JICAからは産業開発・公共政策部民間セクターグループ村上博信次長がJICAの民間セクター分野での取り組みを発表。パネルディスカッションではドミニカ共和国事務所大塚和哉次長が日本における女性の社会進出について発表した。

会場後方ではMICM中小企業センターやJICA観光分野の技術協力プロジェクトが支援する生産者が製品を展示し、地元産品紹介の場が設けられた。参加者たちは興味深く、製品を手に取り、生産者と直接触れ合いを持つ機会となった。

また、アルゼンチン国立工業技術院(INTI)から参加したJICA帰国研修員が「カイゼン」についてプレゼンを行い、その分かりやすさと聴衆を引き付けるプレゼン能力により、参加者からカイゼンについて理解が深まったという声が多数聞かれた。

さらに、コスタリカでのJICA当該分野の事業紹介として、長年にわたり協力を続けてきたコスタリカ国立技術大学品質生産性センター(CECAPRO)のコンサルタントもスピーカーとして参加し、知見を発表した。

ドミニカ共和国では、中小企業の生産性向上および女性の経済的自立をテーマに、様々な組織の関係者が経験を共有する機会はこれまでになく、本国際セミナーにて初めて様々なステークホルダーが一堂に会した。同関係者に対してJICA帰国研修員の研修成果を広く紹介できたことは大変有意義であった。

資料

(注)後日、商工業・中小零細企業省ウェブサイトにて公開予定

関連リンク

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JICA帰国研修員の成果発表

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JICA民間セクター部門での取り組みを発表する産業開発・公共政策部民間セクターグループ村上博信次長

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会場に設置された特産品ブース

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パネルディスカッションの様子