「日本・カンボジア絆フェスティバル」を開催しました−カンボジア日本センター

2012年2月28日

2012年2月16〜19日の間、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)にて、在カンボジア日本国大使館とカンボジア日本人材開発センター(CJCC)共催による「日本・カンボジア絆フェスティバル」が開催されました。昨年までは日本の無償資金協力により設立されたCJCCの設立記念日(2月21日)前後に「CJCCフェスティバル」として実施されていましたが、今年は初めての日本国大使館全面タイアップにより、一層充実したイベントとなりました。

【画像】このフェスティバルは両国の文化交流を一層深めることを目的に開催され、日本の文化紹介として、空手や剣道の演武、日本映画上映会、生け花、折り紙、茶道体験会のほか、日本語スピーチコンテストや青年海外協力隊理科教員による科学実験ショー、第4回ホンダYESアワード授与式など、多彩なイベントが催されました。また、日本留学に関する情報提供や、カンボジア日本人商工会と日本企業による企業説明会・就職相談会も初開催。さらに、JICA、日本のNGOによる活動紹介コーナー、上智大学アジア人材養成研究センター・日本国政府アンコール遺跡救済チームによるアンコール遺跡保全活動紹介コーナーなども設けられました。

16日のオープニングセレモニーには、ソックアン副首相、ボパデヴィ王女、タンユウン観光大臣、黒木雅文日本国特命全権大使をはじめ両国の代表者と一般の方々約400人が参加。開会式に続いて行われたジョイントコンサートでは、国際的に著名な双子の和楽器奏者ユニット「AUN」と、王立芸術大学のカンボジア伝統音楽奏者による、力強く繊細かつユーモアあふれる、ユニークな音楽の共演を堪能。AUNによる三味線・太鼓・笛の各種演奏と王立芸術大学のアーチストによる楽曲が交互に披露された後、コンサートのエンディングでは「上を向いて歩こう」が合奏され、400人を超える聴衆から喝采を博しました。

【画像】また、今回のフェスティバルがカンボジアでの初上映となった、日本の人気俳優向井理さん(日本・カンボジア親善大使)主演の『僕たちは世界を変えることができない。But we wanna build a school in Cambodia』は、日本留学経験のあるカンボジア人の協力を得て、クメール語字幕を付けて上映。2月17日のプレミア上映会にはイムセティ教育青年スポーツ省大臣、東映株式会社の近藤正岳チーフプロデューサー、黒木雅文日本国特命全権大使のご列席のもと約450名が参加。その反響の大きさからフェスティバル期間中追加上映を3度も行い、合計700名近くの方々が鑑賞しました。映画を見たカンボジアの方々からは、日本とカンボジアの若者の心の交流にとても感動した、など、とても高い評価の声が聞かれました。

さらに18日夜のJ-POPグループ「RAM WIRE」による特別コンサートでは、CJCCホールに集まった多くの参加者が、『僕たちは世界を変えることができない』主題歌の「歩み」・「Beautiful World」などの演奏をスタンディングで楽しみました。

【画像】フェスティバル最終日となった20日午後の大きなイベントとなったのが「第15回カンボジア日本語スピーチコンテスト」。このコンテストは、カンボジア日本人会やカンボジア日本人商工会をはじめ多くの日本企業の協賛を得て開催され、予選を勝ち抜いた15名が自信に満ちた大きな声でスピーチを行い、日頃の日本語学習の成果を競いました。最優秀賞には、「自分の力で前へ進もう」というタイトルで、身近な体験談から自分で問題を解決する力を身につけた経験を流暢な日本語で発表した、名古屋大学日本法教育研究センターに学ぶヴォン・スレイダェンさんが輝きました。

フェスティバルの期間中、CJCCのロビーでは写真展「自然に潜む日本」と写真展「復興へ〜東日本大震災〜」が開かれたほか、CJCCスタッフとカンボジア人、日本人のボランティアが行なった、生け花教室、折り紙教室、茶道体験などはいずれもカンボジア人の来訪者にとても好評で、延べ1000人を超える方々が楽しみました。CJCCの中庭、大きなねむの木の下では、「もちつき」にくわえ、カンボジアの「もちつき」に似た「オンボック」を紹介。「オンボック」は、米を炒った後に臼と2本の杵でついて、少しつぶれた平らな香ばしい焼き米をつくり、ココナッツの果汁と果肉をかけて食べるというものです。もちとオンボックを味わう来訪者からは多くの笑顔がこぼれていました。

【画像】また、CJCCのビジネス研修を受講してデザインの向上に取り組んだカンボジアのNGO団体による手工芸品展も開催され、訪れた方々は時おり手に取りながら作品を鑑賞していました。

多くの方に来場いただいた「日本・カンボジア絆フェスティバル」は大盛況のうちに幕を閉じました。

「日本・カンボジア絆フェスティバル」に参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。