カンボジアの日系企業就職説明会をCJCCで開催

2012年7月30日

開場前から詰め掛けた求職者たちを案内するCJCCスタッフ

カンボジアに進出した日系企業・団体による合同就職説明会が2012年7月18日、プノンペン市内のカンボジア日本人材開発センター(CJCC)で開かれました。今回のイベントは、カンボジア日本人商工会、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科、そしてCJCCが共催した初めての就職説明会で、日本語を学ぶカンボジア人や、日本のビジネスに関心のあるカンボジア人を対象にし、会場となったカンボジア日本人材開発センター(CJCC)内にある「アンコール絆ホール」には、就職希望者など約800人が詰めかけました。

カンボジアへの日系企業の投資額は、「投資元年」と呼ばれた2010年以降増加傾向にあり、2011年には9000万ドルを超えました。商業省に登録した日系企業数も2010年は11社でしたが、2011年には86社に伸び、2012年にはさらにこれを超える見込みです。

スーツ姿の社員から会社説明を聞くカンボジア人の学生たち

こうした中、日本語を話すことができる日本語人材や英語が堪能な文化系・技術系のスタッフ採用への需要は高まっており、今回の就職説明会には全部で33社が参加しました。業種は幅広く、製造業15社、サービス業など非製造業17社、NGOが1団体でした。工業団地に進出した輸出加工型の製造業はもちろん、2014年にプノンペンにショッピングモールを開業するイオン・グループなど小売業、カフェを開いてチェーン展開を目指すベンチャー企業など、参加企業を見るだけでも、多種多様なビジネスがカンボジアに進出していることがよく分かりました。

就職説明会は午前9時に始まり、終了予定の正午を過ぎても相談者が途切れないほどのにぎわいでした。各社とも100人前後、多い社では200人以上に会社説明を行い、複数の採用候補者が見つかったとする企業もたくさんありました。求職者の側も、「こんなにさまざまな仕事があることがわかってうれしい」と、目を輝かせて各社の説明に聞き入っていました。

就職説明会の会場の様子。一時は身動きがとれないほど込み合った

CJCCカム・ウオン所長は、「カンボジアでの日本製品・サービスへの信頼は高く、日系企業の進出が増えることは待ち望んでいたことです。日本語を学ぶ人にとってもそれ以外の学生にとっても就職のチャンスが広がります。日本語教育にもはずみがつき、日本文化への関心もさらに高まるでしょう。CJCCが今回このセミナー実施に協力できたことは非常に喜ばしく、今後さらに多くの日系企業が参加されるイベントとして拡大していきたいと考えます」と話していました。

CJCCでは、合同就職説明会以外にも、個別の会社説明会を開くことができます。今回の合同就職説明会の参加者を含む多くの人材をメーリングリストでつなぐ「Job Information Club」、日本留学経験者で作る「カンボジア元日本留学生協会(JAC)」など、カンボジアの学生や若者と日本をつなぐCJCCならではのネットワークで企業の人材探しをサポートしています。