第3回在留邦人向けの相互理解講座「キルギス理解講座」開講!

2013年2月22日

トゥルドゥママトフ氏による歴史・文化・伝統の講義風景

2013年2月9日と16日の2日間に渡り、キルギス日本センターでは在留邦人を対象にした、キルギスを理解するための講座「キルギス理解講座」を開講しました。この講座は、「相互理解の促進が使命の一つである日本センターだからこそ提供できる、キルギス理解の講座を在留邦人対象に開講しよう」と、2012年4月に第1回目を開催、10月に第2回、そしてこの度、第3回の開催の運びとなりました。

サラバエフ教授による経済の講義風景

コムスチのコムス実演

第一部の2月9日は「歴史・文化・伝統」について、第二部の16日は「政治・経済・教育」についてという構成で、この枠組みは第1回から変わっていませんが、内容については各回の参加者からのアンケートを参考に、講義のテーマやフォーカスする事項、講座の運営方法などは少しずつ改善を試みています。当初は、第一部では、キルギスの歴史に重点が置かれていましたが、段々とシフトされ、今回では歴史よりも文化・伝統に重点が移り、今も残る子供の名前に関するならわしや、言い伝えなど、興味深いいくつもの話が、ジャーナリストである講師から紹介されました。例えば、男の子の誕生を待っていながら、女の子が生まれたらその子供には、「方向転換をする」という意味のある名前をつけるのだとか。また、キルギス人の赤ん坊には、日本人にもある「蒙古斑」があります。キルギスでは「ウマイエネ」という女性の神様がつけた手形だと言われており、この手形が大きければ大きいほど、その赤ん坊は神様に守られていると、信じられているそうです。このような話は参加者にとっても興味深かったのではないでしょうか。

また、参加者から非常に好評な「実演」ですが、第2回から、有名なマナス叙事詩を詠む「マナスチ」だけではなく、伝統楽器である「コムス」のプロの演奏者、「コムスチ」も迎え、情熱的なマナスチと繊細なコムスの音色がコントラストを放ちました。

ジュマカディロフ共同所長による政治の講義風景

第二部では、カウンターパート機関、キルギス民族大学で国際関係学を教える政治専門家である、キルギス日本センターの共同所長から、2時間半に渡って、キルギスの政治の概要から外交政略まで詳しい講義となりました。政治の部では、日本で実施されたJICAの研修から帰国したばかりの、キルギス民族大学の教授から、日本での見聞とキルギス経済の比較という観点も含めた興味深い講義を聞くことができました。このように、キルギスの専門家から、キルギスの政治・経済の問題点や今後の展望を直に聞くというのが、この「キルギス理解講座」の特長と言えます。

キルギススナックを囲んでのティーブレイク

今年度3回実施しましたが、喜ばしいのは、毎回参加者が増加していることです。第1回は10名の参加、第2回は12名、そして第3回の今回は17名の参加を得ることができました。真のキルギスと日本の相互理解促進につながる、このような活動は、是非今後も続けていきたいと思います。