名古屋大学による日本留学説明会の開催−キルギス日本センター

2014年3月10日

2月25日、26日に名古屋大学の日本留学説明会が当地で開催されました。25日(火)にキルギス国立総合大学(KNU)、26日(水)にビシケク人文大学(BHU)において、大学生・高校生を対象に、同大学の留学プログラムに関するプレゼンテーションと個別相談会が実施され、約300名の若者が参加しました。名古屋大学が当地で留学説明会を実施し、キルギス日本センターが開催を支援するのは、昨年3月に続き2回目です。

名古屋大学によるプレゼンテーション

名古屋大学は、文部科学省が2008年に打ち出した「Global30」に採択された13大学の1つです。「Global30」とは、2020年を目途に日本の大学における外国人留学生の人数を30万人にまで増やす「留学生30万人計画」の一環として、国際化の拠点となる大学の取組を支援する事業です。名古屋大学は、「Global30」の枠組みの中で、外国人留学生が英語で授業を受け学位を取得できる制度の整備など、大学の国際化・留学生数の増加を目指しています。

「Global30」の目標達成のために、名古屋大学は数ヶ所の海外事務所を開設し、中央アジア地域では、2010年に隣国ウズベキスタンの首都タシケントにウズベキスタン事務所を開設しています。同事務所は、海外大学共同利用事務所として、名古屋大学だけでなく他の日本の大学の留学情報も有しています。今回の留学説明会のために、名古屋大学国際部からの出張者に加え、ウズベキスタン事務所の副所長と同大学大学院修了生がキルギスを訪問しました。

キルギス日本センターでは、日本から複数の大学が参加して年1回開催される「日本留学フェア」を毎年実施していますが、今回の留学説明会は、名古屋大学の単独開催であり、同大学よりキルギス日本センターに対して説明会開催業務が委託されたものです。

参加者との質疑応答

両日とも、プレゼンテーションの後の全体質疑応答・個別相談セッションにおいて、参加学生から活発な質問が出されました。質問内容は具体的なものが多く、学生の中には既に「Global30」について知っており日本留学への応募を考えている人もいました。今後、キルギスから日本の大学へ留学する学生が増えることが期待されます。

また、今回の受託で特筆すべきことは、昨年の「日本留学フェア」で部分的に試行した現地スタッフが主体となって実施する体制が、うまく機能したことです。

個別相談会

これまでの「日本留学フェア」では各種準備の進捗管理は日本人専門家が行い、シニア・マネージャーをはじめとする現地スタッフは指示に従って動いていました。今回は、シニア・マネージャー自らが主体的にプログラム作成および業務進捗管理を行い、名古屋大学や当地の関係機関との連絡調整に加え、広報、バナー作成、参加者募集、車両手配等のロジ業務を自立的に行いました。他のスタッフへの指示も的確で、2日間とも大きな混乱がなく、スムーズに説明会を実施することができました。「日本留学フェア」の際に、モデルを見せる一方で、スタッフ自身が考え提案をさせるように促したことが功を奏したと思われます。

キルギス日本センターでは、他の日本センター同様、JICAプロジェクト協力期間終了後の自立化が課題となっています。今回の留学説明会開催業務受託を通じて、現地スタッフの意識改革と能力強化がなされたことは当センターにとって組織の自立化へ向けた一歩となりました。

今後、更なる自立化を目指して、現地スタッフの育成・活用に注力する予定です。