第6回ビジネスフォーラム「ビジネスプランコンペティション」開催について—ラオス日本センター

2015年7月27日

ラオス国立大学 サイコン副学長

JICAラオス事務所 木村次長

福山講師(株トラスパイヤ社長)

Sifrong女史(第5期MBA修了生)

去る7月15日(水)、第6回目となるビジネスフォーラムがラオス日本センター(LJI)にて開催されました。

開催に当たり、ラオス国立大学サイコン副学長及びJICAラオス事務所木村次長にご挨拶をいただいた後、MBAコース・ビジネスコースの講師として長年教壇に立っていただいている福山哲夫講師による基調講演「事業計画の開発理論と実践」、そして好事例紹介として、MBA修了生であり縫製工場経営者のMs. Sifrong THAVIXAYから、タイトル「ブランドネームシャツプロジェクト」の発表をしていただきました。会場に足を運んでいただいた60名以上の方々は、福山講師の波乱万丈な人生を教訓にした説得力ある講義、そしてSifrong女史のサクセスストーリーに終始真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。

審査員を前に緊張した面持ちで発表する参加者

発表を真剣に聞き入る会場の方々の様子。最前列審査員の方々は市内金融機関からお越しいただいた

左から最優秀賞のPhouangphetさん、第2位のSothidaさん、木下CA、第3位のMalaithipさん

ご協力頂いたラオスハイネケン社長のKohさんと最優秀賞のPhouangphetさん

本フォーラムのメインイベントは、昨年に引き続きMBA修了生・受講生や実践ビジネスコース等の参加者を対象にした「ビジネスプランコンペティション」(昨年度の第1回目ビジネスプランコンペティションの様子)を実施いたしました。選抜された8名の方々それぞれの非常に興味深い内容と熱のこもった発表に、時折会場からは拍手・喝采が巻き起こる状況も見られました。ご参考までに発表内容については下記の通りです。

1.「Handicraft Online Shop」: Ms. Sothida BUN
2.「Personal Shef Catering」: Ms. Saiyasone KEOBOUNPHANH
3.「AQUA V Bottled Premium Drinking Water」: Mr. Salaksone KORASACK
4.「Promotion Agriculture Palm Inthaphalam Sole, Co.,LTD(PAPIC)」:Ms. Khampalian NENGMONGVANG
5. 「Lao Silk Shop」: Ms. Malaithip SINGSAHANATH
6. 「Personal Loan」: Ms. Monekham ANONGPHOUTH
7. 「Food Delivery Service (FDS) Co., Ltd.」: Ms. Anoulk KONGMANIVONG
8. 「Training Center for Overseas Education」: Ms. Phouangphet KOUNSANA

戸田講師(株リロパナソニックエクセルインターナショナル)から記念品を贈呈される参加者

LJIアルン所長から発表者全員にビジネスプランコンペティション参加証明書が授与されました

マルハンジャパン銀行さんには審査委員だけでなく、入賞者への記念品にもご協力頂きました

参加者、協力機関、審査員、専門家、LJIスタッフ、皆さん揃っての記念撮影

また、今回のコンペティション審査員には、Lao Development Bank(LDB)、Banque Pour Le Commerce Exierieur Lao(BCEL)、Joint Development Bank(JDB)、Phongsavanh Bankのラオスを代表する4つの金融機関及びMaruhan Japan Bank Laoに所属する職員の方々にもお越しいただきました。彼ら5名による厳選な審査の結果、「Training Center for Overseas Education」を発表したMs. Phouangphet KOUNSANAが最優秀賞に、第2位には「Handicraft Online Shop」を発表したMs. Sothida BUN、第3位には「Lao Silk Shop」を発表したMs. Malaithip SINGSAHANATHが選ばれました。表彰式では入賞者にささやかではありますが記念品が贈呈され、参加者全員にビジネスプランコンペティション参加証明書が手渡されましたが、何よりも発表者の真摯に取り組む姿を見ることが出来たことを嬉しく思いました。

今回2回目の開催となったビジネスコンペティションですが、LJIには大きな夢があります。その夢とはメコン河流域のアセアン諸国に設置されている日本センター合同ビジネスプランコンペティションの開催です。アセアン統合に向けた意識が高まりつつある現在、各国の日本センター同士が協力し実施する共同事業を通してその役割を担う日が訪れることを切に願います。